DUO3.0例文解説メモ #173
DUO3.0例文の173本目です。
この例文で出てくるnaked(裸の)は、naked eye(裸眼)以外にもnaked fire(直火)、naked heart(真心)といった使い方もできます。
minute
「微小な」「些細な」「詳細な」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。形容詞として使う時だけ発音が(マイヌート)となるので要注意。minuteと言えば、時間「分」の意味で知られている単語となる。スペルにmin(小さい)が入っているため、そこから「微小な」「時間より短い単位→分」となる。
なお、より短い単位にsecond(秒)があるが、これはsecond(第二の)という意味から推測できるように「分をもう一回分割したもの」ということ。また、ビジネスでは議事録という意味でよくminutesを使う。これは、昔は一枚の紙になるべく多くの情報を入れようとして「極小の文字」で書いていたことに由来するらしい(おそらく当時は紙が貴重だったのだと思う)。
particle
「粒」「粒子」等の意味を持つ名詞。語源は、part(部分)+cle(小さいことを表す指小辞)→「小さい部分」となり冒頭の意味につながっている。
余談になるが、半導体製造の世界ではパーティクル混入(異物混入)というのをよく聞く。半導体はクリーンルームと呼ばれるホコリ(微粒子)密度を非常に小さくした空間で作業をするが、それでも微粒子の混入が防げずに苦労している(混入によりICとして機能しなくなったり性能に影響が出てしまう)。
barely
「辛うじて~する」「やっと~する」「ほとんど~ない」等の意味を持つ副詞。後の例文で出てくるhardlyとよく比較される単語となる。hardlyはhard(難しい)という単語が入っていることから「ほとんど~ない」という否定的なニュアンスになるのに対して、barelyは何かがギリギリできるといったポジティブなニュアンスを持っている。
これは、bareは(体の一部が)裸になっているという意味を持っていることに由来していると思う。身近な例としてはbarefoot(裸足の)といった表現がある。ここから、「体の一部分が裸になる」→「全体の中の一部分が完了する」→「辛うじて~できる」というニュアンスになるのだと思う。ただ、文脈によっては否定的なニュアンスにもなりうるらしい。
barelyとhardlyの違い
下記動画で分かりやすく説明されているので時間があれば視聴をお勧めする。
要約すれば次のような感じになる。
<過去形で使われるとき>
- barely→どの程度物事が完了したかに焦点を当てており、完了した量は期待以下となる。
- hardly→努力に焦点を当てている。
<現在形で使われてるとき>
- barely→最低限のことができる
- hardly→できない
個人的には、barelyに関しては上述した「一部が」というニュアンス、hardlyに関しては「難しい」というニュアンスを押さえておけば上記内容は感覚的にも理解できると思う。
visible
「目に見える」「明らかな」「よく目にする」等の意味を持つ形容詞。語源は、vis(見る)+able(できる)→「見ることができる」となり冒頭の意味につながっている。
naked
「裸の」「ありのままの」等の意味を持つ形容詞。スペルからだと少し分かりにくいが、nude(裸の)と同語源の単語となる。なお、上で説明したbareの(体の一部が)というニュアンスはなく、naked eyeという形で「ありのままの目」→「肉眼」ということ。
海外ドラマのFriendsでは、Ugly Naked Guyというキャラクター?が登場します。ただ、会話にはよく出てくるのですが中々姿を現さない。確かシーズン3で初めてその姿が出てきたと思います。
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