DUO3.0例文解説メモ #157
DUO3.0例文の157本目です。
butの「除く」という感覚がポイントですね。
anything but…
「決して…ではない」という意味の表現。ただし、この表現を丸暗記する必要はなく#048で説明したbutの「除く」という意味をしっかりと把握しておけばよいと思う。
この例文の場合、Joe is anything(ジョーはanything(どんなものでも)ありますよ)+but diligent(勤勉を除いて)となり、全体で「ジョーは勤勉以外の何ものでもある」→「ジョーは勤勉なんかではない」という意味になる。
感覚的には、最初に「何でもありですよ」と言っておいて、その後にbutで除外対象を指定することでそれ(除外対象)を強調するということ。英語では最初に全体を言い例外はそのあと述べるという形が多いため、その感覚とbut(除く)をしっかり押さえておけば、anything butという表現も感覚的に使えるようになると思う。また、最初に全体を言うという感覚が身に付けば、ここで説明してしたexceptの説明もより理解できるのではと思う。上記内容を図示すれば下記イメージとなる。
diligent
「勤勉な」「熱心な」等の意味を持つ形容詞。語源は、di(離れる)+lig(選ぶ)+ent(形容詞語尾)→「離れるように選び分ける」ということ。ここから、コツコツ選び分けるといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
That’s why…
「だから…である」という意味の表現。文法的には関係副詞の先行詞が省略された形となる。どの文法書にも書かれている内容なので詳細は説明しないが、that is the reason (that)…となっている文章をthat is whyという形で関係副詞whyを使って省略できるというもの。
感覚的には、That’s why(ジョーが勤勉でないのは、なぜなら)+ he flunked math again(また数学を落としたからだ)といった感じになる。この辺りの感覚的な説明は大西先生の本で説明されているので気になる方は一読をお勧めする。
flunk
「学校関係の試験に落ちる」という意味の動詞。longmanには、アメリカで使われるカジュアルな表現とある。通常「落ちる」といえばfailを思い浮かべると思うが、failは学校以外の試験も含めて幅広い状況で使われるのに対し、flunk学校関係に限られるという違いがある。
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