DUO3.0例文解説メモ #016
DUO3.0例文の16本目です。
カタカナ読みだと、curveとcarveは両方とも「カーブ」となってしまいます。
発音の重要性が感じ取れる1文です。英語でビジネスする立場になれば、当然スピーキングも必要となってくるので聞き取れるだけではダメです。発音関係のお勧め書籍も纏めているので参考にしてください。
at times
「時々」という意味の表現。分解して考えれば、at(点)+times(複数回)→「複数回の点で」ということ。図で示すと下図のようになる。少し補足すると、一本の線を分割すれば「回数」という概念となり、更にそれを点と捉えると「複数回発生する点」となって冒頭の意味につながるということ。
confuse A with B
「AとBを混同する」「AとBを取り違える」等の意味を持つ表現。この表現で使われているconfuseは「混乱させる」「混同する」等の意味を持つ動詞で、語源は、con(一緒に)+fuse(注ぐ)→「一緒に注いで混ぜ合わせる」ということ。そのため、<confuse A with B>で「AとBを混ぜ合わせて一緒にする」となり、冒頭の意味につながっている。
なお、confuseは前置詞with(一緒に)とセットで使われることが多い動詞となるが、これは接頭辞con(一緒に)が入っていることから感覚的に理解できると思う。また、語根fuse(注ぐ)を持つ単語としては、後の例文で出てくるrefuse(断る)、fusion(融合)、電気部品のfuse(ヒューズ)等がある。
少し本題から脱線するが、fusionは「融合」以外に「溶融」という意味も持っている。語源に遡って考えると、fuse(注ぐ)+ion(名詞語尾)→「注ぐこと」ということ。金属を注ぐには溶かす必要があることから「注ぐこと」→「溶融」という意味になり、2つ以上の金属を溶融して固めれば「融合」したものができる。また、fuseは、過電流が流れたときに内部の線が発熱・溶融して電流を遮断する保護部品のこと。そのため、「溶融する部品」ということができる。
curve
「曲線」「カーブ」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、語根cur(曲げる)を持っており冒頭の意味につながっている。日本語でも「道がカーブしている」「野球の球種のカーブ」といった形で普通に使われているので理解する上で特に問題ない単語だと思う。
carve
「彫刻する」「(肉などを)切る、切り分ける」「侵食する」等の意味を持つ動詞。語源は、語根car(引っかく)を持っており冒頭の意味につながっている。発音記号はそれぞれcurve(kə́rv)、carve(kɑ́rv)となっているので、この辺りの違いをしっかりと認識できるようにリスニングと発音をするとよいと思う。
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