DUO3.0例文解説メモ #013

2024年1月6日DUO

管理人
管理人

DUO3.0例文の13本目です。

女性の敬称って意外と悩む方がいると思うので参考になる文章です。

動詞と前置詞には相性があります。沢山の例文に触れて身につけるのも良いですが、イメージから理解するというのも有効だと思います。本編のtranslateとintoはその一例だと思います。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
当サイトのDUO3.0解説記事をKindle化してみました。興味のある方は是非お買い求めください!!


Ms.

「未婚・既婚に関わらずに使われる女性に対する敬称」となる。女性に対する敬称としてはこの他にMiss.(未婚女性に対する敬称)とMrs.(既婚女性に対する敬称)があるが、Ms.は婚姻状態で敬称を変えるのは如何なモノかという背景から誕生した敬称となる(そもそも男性は婚姻状態に関わらずMr.を使っているので)。

そのため、女性に対する敬称としてはMs.を使うのが無難だと思う。なお、発音は[míz]となり末尾は濁音となる点に注意(濁らなければ、Miss.の意味になります)。この辺りはCDを聞きながら例文暗唱することで身につくと思います。

Ms.のピリオドは何?

Ms.に限りませんが、英語には単語に「ピリオド」を付けるものがいくつか存在します。身近な例で言えば、Av.(住所等で~通りという意味)、Mr.(男性への敬称)、Dr.(医者)があります。そして、これらのピリオドの意味は「単語の省略」を意味します。Av.はAvenue、Mr.はMister、Dr.はDoctorといった具合です。

じゃあ、Ms.は何の略?となりますが、実は何の略でもありません。本編で書いているようにMs.は比較的最近誕生した表現で、慣習上ピリオドを付けているのだと思います。

他にもNo.(番号)という表現もありますが、これはラテン語のnumeroの最初と最後のスペルで短縮した表現となります。管理人は何気なく普段使ってましたが、ブラジル赴任時に現地人が記載スペースに入るようにピリオドを使って省略しており、この事実に気付きました。

translate

「翻訳する」「変形する」「(結果として)~につながる」「言い換える」等の意味を持つ多義語の動詞。語源は、trans(越えて)late(運ぶ)→「何かを越えて運ぶ」ということ。この越えて運ぶという部分が「形を変える」というニュアンスにつながっており、①言語を変える→翻訳する、②形を変える→変形する、③何かを変える→結果として~につながる、④表現を変える→言い換えるといった感じで冒頭の意味につながっている。

なお、同じ接頭辞trans-を含む単語としては、transport(移動), transform(変換), transfer(輸送、転送)等があるので、これらのいずれかを知っていれば、接頭辞transの持つ「越える」というイメージを連想できると思う。

辞書を見ると分かるように、translateという単語は前置詞としてintoを取ることが多い。これは、単に運ぶだけではなく、越えて(形を変えて)運ぶため、「変化」の意味を持つ前置詞intoと相性が良いということ。

fascinating

「魅力的な」という意味を持つ形容詞で、動詞fascinate(魅了する)の現在分詞が形容詞化したものとなる。fascinateの語源は、印欧語源*bhasko-(束、バンド)を持っており、当時のローマの習慣で子供に男性器の形をした魔よけのネックレスを付けさせていた(巻いていた)ことに由来する。

ここからどのように魅了するという意味につながったかはちょっと調べきれなかったが、おそらく「悪の魅了を避ける」ということから、「魅了する」という部分に意味がシフトしたものだと推測。ただ、あまり覚えても有用でない語源だと思うので、例文暗唱を通じて同単語をそのまま覚えてしまうのが良いと思う。

plain

「明白な」「飾り気のない」「あっさりした」「素直な」等の意味を持つ形容詞(他品詞の意味もある)。語源は、語根plain(平ら)を持ち「広げて平らにする」ということ。目の前が平らになれば何も障害がなくなり、冒頭の意味につながっている。

なお、語根plain(平ら)を持つ単語としては、explain(説明する=外に向かって平らにする)やplane(平面)等がある。また、plain omelette(プレーンオムレツ=何も入ってないシンプルなオムレツ)という身近な熟語もあるので、こういった例からplain(平ら)というイメージを紐付けてしまうのが良いと思う。

fairy tale

「おとぎ話」という意味の表現。分解して考えれば、fairy(妖精)+tale(物語)→「妖精の物語」となり、冒頭の意味につながっている(おとぎ話の中には妖精が出てくる)。ここからは、それぞれの単語を少し深堀していく。

まずfairyだが、語根fa(話す)を持ち、「神様が話すこと」→「運命や予言」→「魔法」→「想像上の生き物」→「妖精」といった感じで意味が派生した単語となる。なお、後の例文で出てくるfate(運命)は上記流れの「運命や予言」というところに由来している。また、妖精は小さい生き物となるので、fairy cake(小さなケーキ)、fairy lights(豆電球)といった「小さい」「軽い」といった意味の形容詞的な使われ方がされることもある。

一方のtaleだが、こちらはtell(伝える)やtalk(話す)と同様に「話す」という語源に由来しており、そこから前述した「物語」という意味につながっている。

YouTube動画版

動画版も作ってみました。宜しければ、チャンネル登録お願いします。


シャドーイングの添削に特化したアプリです。英会話の前ステップとしてシャドーイングをしたいという方にお勧めです。まずはダウンロードを!!
シャドテン - シャドーイングの添削,英語学習アプリ

シャドテン - シャドーイングの添削,英語学習アプリ

PROGRIT Inc.無料posted withアプリーチ


\ 応援をお願いします! /
にほんブログ村 英語ブログへ   このエントリーをはてなブックマークに追加



DUO

Posted by EngxEng