DUO3.0例文解説メモ #113
DUO3.0例文の113本目です。
紛らわしいlay(横たえる)とlie(横になる)を含んだ例文です。
layとlieについてはネイティブでも混同しやすいという話を高校の授業で習った記憶があります。個人的にも感覚と紐づくように例文暗唱してしまうのが良いと思います。
layとlieの違い
「意味」「発音」「活用」が紛らわしいlayとlieを一つの文章に入れ込んだ例文。この例文暗唱をすることで、layは目的語を取るので「横たえる」という他動詞の意味、lieは目的語を取らないので「横になる」という自動詞の意味というのは感覚的に理解できるようになると思う。
ただ、活用もかなり似ており、お勧めの覚え方はないので沢山のINPUT/OUTPUTを通じて慣れていくしかない印象。なお、一般的な英語の参考書には、lie(嘘をつく)という単語も一緒に比較されているので活用・発音記号・意味の違いを下にまとめておく。
- lay[leɪ] – laid[leɪd] – laid[leɪd]・・・(横たえる)
- lie[laɪ] – lay[leɪ] – lain[leɪn]・・・ (横になる)
- lie[laɪ] – lied[laɪd] – lied[laɪd]・・・ (嘘をつく)
lay down…
「…を寝かせる」「…(規則・ルール等を)押し付ける」「…(武器等を)捨てる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、lay(横たえる)+down(下に)→「下になるように横たえる」ということ。
ここから、①人を下になるように横たえる→「寝かせる」、②規則や決まりを下に横たえる(人の上に乗っかる)→「命じる」、③武器を下になるように横たえる→「…(武器等)を捨てる」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では①の意味で使われている。
lie down
「横になる」「寝る」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、lie(横になる)+down(下に)→「下に向かって横になる」となり、冒頭の意味につながっている。
beside…
「…の傍に」「…と比べると」等の意味を持つ前置詞。語源は、by(傍)+side(側面)→「側面の傍」ということ。ここから「傍において比較する」といったニュアンスも生じて冒頭の意味につながっている。この例文では「傍に」という意味で使われている。こちらにbeside/besidesのイメージをまとめているのでそちらの内容も参考にして頂ければと思う。
YouTube動画版
動画版も作ってみました。宜しければ、チャンネル登録お願いします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません