DUO3.0例文解説メモ #132
DUO3.0例文の132本目です。
通関などの輸出入関係の話になるとgoodsという用語をよく使いますね。
raw
「生の」「未加工の」という意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。日本語でもraw fish(生魚)、RAWデータ(カメラの記録データ形式の一つ)といった形で比較的浸透しているので耳にしたことがある単語だと思う。
material
「材料」「素材」「資料」「ネタ」等の意味を持つ多義語の名詞(形容詞の意味もある)。語源を調べたところ、①物質世界に関するもの(精神世界や超常現象に対比して)、②mother(母)から生まれた単語という2点が分かった。総合すると「何かを生み出す/何かをするのに必要なモノ」というイメージになるのではないかと思う。
身近でよく聞く例としては、機械部品などの原材料を扱っている会社名(三菱マテリアル、東芝マテリアル etc)、製造業で用いられる部品表であるBOM(Bills of materials)、マドンナのシングルタイトルmaterial girl(精神よりも物質を好むというニュアンスで、愛情よりも物の方が好き(物欲的)な女という意味)がある。
manufacture
「製造する」「(話を)でっちあげる」等の意味を持つ動詞。語源は、manu(手)+fac(作る)+ure(名詞語尾)→「手で作る」ということ。ここから、何かを作り上げるといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。なお、この例文では過去分詞であるmanufacturedがgoods(製品)を修飾する形となっている。manufactured goods(工業製品)というワンセットで覚えてもよいと思う。
なお、工業製品という和訳から英訳を考えると、industrial productsという表現も考えられる。この例文の場合は、原料に対して「作られたもの」ということを強調するためにindustrialではなくmanufacturedとし、輸出入するという文脈のためにproductsではなくgoodsを選んでいるのだと思う(自分も海外赴任中に経験をしたが、通関などの輸出入関係の話になるとgoodsという用語をよく使う)。
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