DUO3.0例文解説メモ #389
DUO3.0例文の389本目です。
選挙関連の単語が散りばめられている例文です。日常会話で使うことはあまりないかもしれませんが、ニュースでよく聞く単語だと思います。
candidate
「候補者」「志望者」等の意味を持つ名詞。語源は、当時の選挙候補者が白いローブを着ていたことから、candidus (「白」の意)というラテン語に由来しているらしい。同じ語根cand(白)を持つ単語としては、candle(ロウソク)がある。
語源から紐付ける場合は「候補者が白いローブを着ていた」ということを覚える必要があるので、個人的には単語をそのまま覚えてしまう方が効率的だと思う。選挙関係の話はニュースや新聞で頻繁に取り上げられているし、会社への志願者という意味合いでも使われるので、英語の勉強をしていれば比較的触れる機会が多い単語になると思う。
be disappointed by…
「…にがっかりする」「…に落胆する」等の意味を持つ表現。この表現で使われているdisappointedは動詞disappoint(がっかりさせる)の過去分詞が形容詞化されたもので、語源は、dis(離れる)+ap(~の方へ)+point(点)→「指し示られた点(期待値)から離れる」となり前述の意味につながっている。
そのため、be disappointed by…という形で「…によってががっかりさせられている」となり意訳すれば冒頭の意味となる。なお、後の例文でappoint(任命する)という単語が出てくるので、「任命されたところから離れる」→「相手の期待を裏切ってがっかりさせる」という紐付けでもよいと思う。いずれにせよ、あるべき点(期待されている点)から離れるというイメージからこの単語のコアである「がっかり感」を感じ取ることが重要だと思う。
前置詞by, at, with, inのニュアンス
辞書を引いてみると、be disappointed by/with/at/in…のようにby以外にもwith/at/inを伴うこともあるのが分かると思う。これらのニュアンスの違いを纏めると下記のようになると思う。#310の前置詞at/byの違いについても読み返してもらえると理解が深まると思う。
outcome
「(最終的な)結果」という意味の名詞。語源は、out(外に)+come(来る)→「外に出て来るもの」というイメージから冒頭の意味となる。また、語源からイメージできるように外に出てくるまでは何も分からないことから「誰も予想できない」「起きてみて初めて分かる」といったフレーバーを持つ単語となる。
この例文のように選挙の結果という意味で、outcome of the electionという表現がよく使われる印象がある。なお、consequence, result, outcomeの違いについてはリンク先で説明済みなので気になる方は一読頂ければと思う。
election
「選挙」「選出」等の意味を持つ名詞。語源は、e(外に)+lect(集める)+ion(名詞語尾)→「外に集める」ということ。ここから「複数の中から一部の人を外に集める」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。ニュースや新聞などで頻繁に使われる単語となる。
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