DUO3.0例文解説メモ #345

2024年1月10日DUO

管理人
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DUO3.0例文の345本目です。

日本では芸能人のことをタレントと言いますが。。。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
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NHK英会話

make the most of…

「…を最大限利用する」という意味の表現。前の例文でmake the best of…(…で精一杯やりくりする)という似た表現が出てきているが、こちらは好ましくない状況の中でベストを尽くして「精一杯やりくりする」といったニュアンスになる。このサイトにネイティブ視点で違いが分かりやすくまとめられているので読むと非常に参考になると思う。

リンク先の内容を読んで覚えることができる人はそれで全く問題ないと思うが、自分のように忘れっぽい人のためにこじ付けをしておくと、両者の表現の差異はmost(量)とbest(質)に依存しており、the most(最大の量)に対してthe best(最高の質)ということ。

make the best of…の場合は「…という状況からコネコネして最高の質を作る」という感覚から「好ましくない状況を何とかして」というニュアンスとなり、make the most of…の場合は「…という状況からコネコネして最大の量を作る」という感覚から「与えられたチャンスや機会を最大限に活かす」というニュアンスになるのだと思う。

なお、この例文に当てはめて考えると、make the most of this rare opportunity(このレアな機会から最大の量をコネコネ作る)となり「めったにないこの機会を最大限に利用する」という訳になる。

opportunity

「機会」「チャンス」等の意味を持つ名詞。語源は、op(向かって)port(港)→「港に向かって風が吹く」ということに由来している。もともとは、船乗りが港に戻るときに海や風の最高の状態を意味していたらしい。そのため、偶然というよりは待ちわびていたものが来たといったニュアンスがあると思う。

イメージ

opportunityとchanceの違い

同じような意味を持つ単語にchanceがありDUOの例文でも何度か使われている。両者の違いに関してはこのサイトに詳しく載っているので是非読んでみて欲しいが、簡単にまとめると下記内容となる。

  • chanceが偶然の機会というのに対して、opportunityは自分から得たいと思った(自分で引き寄せた)機会
  • opportunityも偶然の機会という意味で使うことができる(主観的な部分がある)
  • chanceは悪い機会にも使えるが、opportunityは基本的に良い意味のポジティブな機会という意味になる

この辺りの差を語源から見ていくと、opportunityは上述したように「港に戻るための待ちわびていた海や風の状態が来る」ということ。そのため、タイミングを見計らって自分から取りに行くといったニュアンスが感じ取れるため、上記3つのおおよその意味は納得できると思う。

一方のchanceはリンク先で説明しているように、ラテン語のcadentia(サイコロを振る)というところに由来しており「偶然」「悪い目が出る」「良い目が出る」という3つの要素が感じ取れる単語となるため、こちらも上記3つのおおよその内容は理解できると思う。

demonstrate

「明確に示す」「はっきり示す」等の意味を持つ動詞。語源は、de(完全に)+monstrare(ラテン語で「示す」→「完全に示す」となり冒頭の意味につながっている。日本語でも実演販売(デモンストレーション)やデモ活動という意味で使われているので、これらの使用例から「完全に示して見せる」というイメージで覚えておくのがよいと思う。

補足説明:monstrare(示す)について
monstrare(示す)の部分は、スペルが変化してしまっているがmind(心)、mental(精神)で使われている語根men(考える)を持っており「原因について考える」→「不運の警告をする」→「悪い前兆」というような意味に派生し、前兆は「未来を示すもの」となり前述の意味につながっている。

少し脱線してしまうがmonster(怪物)も同語源となっており「怪物の出現」=「悪い前兆」と考えられたことに由来している。前兆は「はっきりと認識できるもの」であることから「明確に」「はっきりと」といったフレーバーがdemonstrateにあるのもうなずけると思う。

talent

「才能」「素質」「才能のある人」等の意味を持つ名詞。生まれつき持っているが後天的にも伸ばせる才能というニュアンスで使われることが多い単語。なお、生まれつきの才能という意味ではgifted child(何らかの分野で突出した才能に恵まれた子)で使われているgiftが有名で、才能の突出度もgiftの方がtalentより上となる。

これは語源から考えると分かりやすく、giftはgiveに由来しており「神から与えられた」というニュアンスになるのに対して、talentは古代ギリシャや古代ローマで使われていた通貨の単位で聖書の中で能力に応じて金額(talent)を預けたという話が出てきたことに由来するらしい。

また、日本語で芸能人のことをタレントというが、英語のtalent(人)は「才能あふれる人」というような意味になるので要注意(元々はそういった意味で日本でもタレントと言っていたのかもしれないが)。なお、人に対して使われる場合は、名詞のtalentではなく、a talented actorのように形容詞talentedを使うケースが多い印象がある。


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Posted by EngxEng