DUO3.0例文解説メモ #353
DUO3.0例文の353本目です。
offを含む表現や句動詞は日本人的にはちょっと理解が難しいところがありますね。
used to do…
「以前はよく…した」「以前は…であった」等の意味を持つ表現。学校で必ず習う表現の一つなので知っている人も多いと思う。後の例文に出てくるbe used to…(…に慣れている)と混乱しないよう要注意。
なぜ、前述したような意味になるかというと、useは「使う」「利用する」等の意味を持つ動詞だがhabit(習慣)というような意味が元々あったことに由来するらしい。そのため、used to do…と過去形にすることで「昔は…していた」「昔は…だった」等の意味となる。
大西先生の本に詳しく書かれているが、過去形というのは現在から距離を取り「今と関係ありません」ということを表すので「昔はそうだったけど、今はそうではない」という対比を表す表現となる。
be well off
「裕福である」「良い状態にある」等の意味を持つ表現。何の本で読んだのか忘れてしまったが、offの後ろにはdanger(危険)やmisfortune(不幸)等の好ましくないこと悪いことが省略されており、そういったものからoff(切り離して)して、be well(良い状態である)ということを意味する表現となる。
generous
「気前が良い」「親切な」「豊富な」等の意味を持つ形容詞。語源は、gene(生む)+ous(形容詞語尾:たくさん)→「同じ生まれの集団」といったイメージになる。元々は貴族に生まれの人たちを指していたらしいが、そういった人たちは「気前が良い」「惜しみない」「寛容な」といった振る舞いをしていたことから冒頭の意味につながっている。
これは貴族に生まれた人たちは家系的に金銭的に恵まれていたからそのようなに振る舞いをしていたのではないかと思う。語源から見ると気品を感じさせられる単語となる。なお、generousには人間と関係のない「豊富な」というような意味にも派生しているが、これは「同じものが集まっている」という感覚から来ているのではないかと思う。
live from hand to mouth
「やっとの暮らしをする」という意味の表現。hand to mouthで「手に入ったものを直ぐ口にもっていく」というニュアンスになるので、live(暮らす)+hand to mouth(手に入ってものを直ぐ口にもっていく)→「その日暮らし」「やっとの暮らし」といった意味になる。
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