DUO3.0例文解説メモ #309
DUO3.0例文の309本目です。
邪魔をするという意味を持つ単語にinterrupt, disturb, botherがあります。ニュアンスの違いを理解しておくと良いと思います。
sorry to…
「…することに対して悪いと思う」という意味の表現。sorryは「ごめんなさい」という意味で覚えている人も多いと思うが「自分に非があり悪いと思う」「何かを気の毒に思う」というのがコアとなる。
この表現では前者(…することに対して悪いと思う)の意味で使われており、sorry to…という形で「…する方向に行くことを悪く思う」となり冒頭の意味につながっている。なお、sorryについてはこちらにネイティブ視点で分かりやすくまとめられてるので一読すると理解が深まると思う。
interrupt
「口をはさむ」「中断させる」「邪魔する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、inter(間に)+rupt(壊す)→「中に入って壊す」というイメージから冒頭の意味につながっている。主に会話や食事などに割り込んで中断させる(邪魔をする)というような状況で使われることが多く、この例文では「食事の中に入って壊す」ということになるので「食事の邪魔をする」という意味になる。
なお、似たような意味を持つ単語に後の例文で出てくるdisturbやbotherがあるので、これらのニュアンスの差異についても下にまとめておく。
interrupt, disturb, botherの違い
それぞれの単語の持つニュアンスについては、ネイティブ視点でここにまとめられているのでそちらの内容を読んで頂くのがよいと思う。また、下記動画にdisturbとbotherの違いが説明されている。
ここでは、ニュアンスの差について語源からアプローチした内容をまとめておく(記憶やイメージに定着させるため)。
まずはinterruptだが、inter(間に)+rupt(壊す)→「中に入って壊す」というイメージから「一連の流れを中断させて」というような場合に使われることが多い単語。具体的には会話、スピーチ、食事等の行動を一時中断させるような時に使われる。
次にdisturbだが、dis(完全に)+turb(乱す)→「完全に乱す」というイメージから「人の集中を搔き乱して」というような場合に使われることが多い単語。身近な例としては、ホテルの清掃サービスを断る際にドアの外に掛ける札にDo not disturbという文字が書かれている。
最後にbotherだが「ノイズで耳を聞こえなくする」という意味から「集中力を削ぐ」→「邪魔をする」という感じになると思う。上記動画ではdisturbとbotherの差は、偶然か意図的かの違いと説明がされているが、botherの意図的というのは語源から何となく感じ取れると思う。disturbの偶然というニュアンスについては、こじ付け度が増してしまうが、disturbをdis(反対)+turb(回転)→「回転しているものを止めてしまう」という風に解釈すれば無理やりつなげることもできると思う。
*)語根turb(乱す)が回転という意味を持つことについては、disturbのところで説明している。
would like a word with you
「一言話したい」という意味の表現。定型表現ではないと思うが説明用に取り上げた。理解が難しい場合は、I want a word with you(あなたと一緒に一言欲しい)の丁寧形と考えればよいと思う。
in private
「非公式に」「こっそりと」という意味の表現。privateは「個人の」「内輪の」「内密の」といった意味を持っており、語源は、pri(前に)+ate(形容詞語尾)→「前に置く」といったイメージとなる。ここから「他と切り離して孤立した」といったニュアンスとなり前述の意味につながっている。
そのため、in privateという形で「孤立した範囲で」となり冒頭の意味につながっている。日本語でいう「プライベートで話がしたい」といった意味合いであれば、前の例文で出てきたin person(直接)という表現の方が適切だと思う。
get back to…
「…に戻る」という意味の句動詞。分解して考えれば、get(動いて手に入れる)+back(戻る)+to(方向・到達)→「戻って…に到達するのを手に入れる」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
この例文では、get back to you laterとあるので「後で戻ってあなたに到達するのを手に入れる」→「後であなたのところへ行く」という意味になる。
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