DUO3.0例文解説メモ #472
DUO3.0例文の472本目です。
all of sudden(突然)は海外ドラマフレンズでも出てきたのを覚えてます。
all of a sudden
「突然」「急に」等の意味を持つ表現。suddenlyよりも詩的なニュアンスがあり、シェークスピアによって作られた表現という説もあるらしい。海外ドラマのシーンでも多々出てくる表現になるので、実際に使われる場面を見ながらフレーズ的に覚えてしまうのがよいだと思う。
fireworks
「花火」「口論」「見どころ」等の意味を持つ名詞(どの意味においても基本は複数形で使われる)。語源は、fire(火)+works(仕事)→「火の仕事」ということ。ここから、火を打ち上げる「花火」という意味につながり、さらに、その様が比喩的に「激しい」「強烈な」というニュアンスで使われるようになり、残りの「口論」「見どころ」といった意味につながっている。
warehouse
「倉庫」という意味の名詞(動詞の意味もある)。語源は、ware(商品)+house(家)→「商品の家」ということ。ここから、製品を保存しておく大きな建物を指すようになり冒頭の意味につながっている。物流に携わっている方であれば比較的に見聞きする単語だと思う。個人的にはこの例文暗唱を通じてそのまま覚えてしまうのがよいと思う。
余談になってしまうが、wares(商品)という単語は、longmanにもold-fashioned(古めかしい)との説明があるようにあまり見聞きしない古い表現。語源は、awareやguardと同じく、語根wer(見張る、警戒する)を持つ単語で「見張られるもの」→「商品」ということ。
explode
「爆発する」「爆発的に増加する」「かっとなる」等の意味を持つ動詞。語源は、ex(外に)+plode(手を叩く)→「手を叩いて外に出す」ということ。ここから、劇場で舞台にいる役者に向かってブーイングして退場させるという意味で使われ「突然の大きな音を立てる」というニュアンスから、①突然大きな音を立てる→「爆発する」、②突然何かが大きくなること→「爆発的に増加する」、③突然感情が大きくなる→「かっとなる」という具合に冒頭の意味につながっている。
it takes A(人) B(時間) to…
「A(人)が…するのにB(時間)かかる」という意味の表現。学校で必ず習う構文の一つで、itはto…の部分を指すいわゆる形式主語と呼ばれるもの。また、ここでのtakeは第四文型(SVOO)の形を取っており、takeのコアイメージが「ひょいっと手に取る」という意味であることを踏まえると「A(人)がB(時間)をひょいっと取る」→「費やす」ということ。以上の内容を意訳すれば冒頭の意味となるのが理解できると思う。
なお、第四文型(SVOO)の説明は#355でしているので是非読み返してみて欲しい。また、この例文では、A(人)の部分が省略された形となっている。少し脱線する話になるかもしれないが、トラベル英語として定番フレーズであるHow long does it to get there?(そこに行くのにどのくらいの時間がかかりますか?)は、この構文の疑問形となっている(このように考えれば、少し馴染みも出て来るのではないかと思う)。
具体的には、Aを省略したit take B to get thereという文章のBの部分を聞くために、How long(一番聞きたい部分)を前に出し、does it take to get there?という残りの部分を付加しているということ。この辺りの感覚的な説明は大西先生の本で、文章組み立てのプラクティスは瞬間英作文で身につけることができ、これらしっかりと勉強すればリスニングもスピーキングもサッと理解(もしくはスピーク)できるようになる。
put out
「(火やタバコ等を)消す」「(テーブル上などに)用意する」「(人に)面倒をかける」「家の外に出す」「(人やチームを)敗退させる」等の意味を持つ句動詞。putのコアイメージが「何かをある場所に移動する」という意味であることを踏まえると、put outで「何かを外へ移動する」ということ。
ここから、①視界という範囲から外に移動する→「(火やタバコ等を)消す」、②家という範囲から人やモノを外に移動する→「家の外に出す」、③リーグから相手を外に出す(もしくは、相撲の土俵を想像してもよいと思う)→「(人やチームを)敗退させる」といった具合に冒頭の意味につながっている。なお、この例文では①の意味で使われている。
put outとturn outの違い
「光を消す」という意味を持つ句動詞として、turn outという句動詞が前の例文に出てきたが、これは「クルっと回転して外に出す」→「つまみを回して光を視界の外にする」といった具合に冒頭の意味につながっている句動詞となる。そのため「電気や光を消す」といった意味合いで使われることが多い。
一方のput outは、電気や光に対しても使われることがあるが、前述したイメージから分かるように「火や炎を消す」という意味合いで使われることが多い句動詞となる。
blaze
「(赤々と燃える)炎」「まばゆい光」「燃えるような怒り」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、語根bl(輝く、白い)を持つ単語となり、そこから、①輝くほど燃えている火→「(赤々と燃える)炎」、②輝くほど強い光→「まばゆい光」、③顔が真っ赤になるような怒り→「燃えるような怒り」といった具合に冒頭の意味につながっている。
また、動詞blazeを使った表現として、blaze a trail(先駆者になる)という意味があるが、これは未開の森林を進む際に目立つ(輝く、白い)マークを木に付けていたことに由来すると言われている。そのため、単語としては「一瞬の激しく強い輝き」というイメージで捉えておくとよいと思う。
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