DUO3.0例文解説メモ #369
DUO3.0例文の369本目です。
日本語でも囁き声をウィスパーボイスと言いますね。
disturb
「邪魔する」「妨害する」等の意味を持つ動詞。語源は、dis(完全に)+turb(乱す)→「完全に乱す」というイメージから冒頭の意味につながっている。身近な例ではホテルのドアに掛ける「起こさないでください」「邪魔しないでください」という意味のボードにDo not disturbと書かれているので目にしたことがある人も多いのではないかと思う。
語源から分かるようにニュアンスとしては「人の集中を搔き乱して邪魔をする」ということになり、この例文の場合は「彼女が何かに集中している状況で、その集中を搔き乱すな」という意味合いになると思う。
なお、語根turb(乱す)についてだがturbine(タービン)という単語から分かるように根本は「回転」という意味で、そこから「搔き乱す」というような意味になったのだと思う。よく比較される単語にinterrupt, botherがあるが、それらの違いについてはここで説明しているので興味がある人は読んでみるとよいと思う。
Mind your own business
「おせっかいは止めて」「あなたには関係ない」等の意味を持つカジュアルな口語表現。後の例文でIt’s none of your businessという表現が出てくるが、これも似たようなニュアンスとなる(このフレーズを使える相手は親しい間柄の人に限られる点に注意)。
下記動画にこれらの表現の詳細ニュアンスやフォーマルな表現についてもまとめられているので、視聴してみると非常に参考になると思う。
なお、これらの表現にはbusinessという単語が共通しているが、ここで説明したようにbusiness(個人的な事柄)という意味を持っているので、直訳すれば「自分のことだけ気にしろ」といった感じになり冒頭の意味となる。
whisper
「囁く」「ひそひそ話す」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、whistle(ホイッスル)と同じで「擬音」に由来しており、whistleには「ヒューと音を立てて動く」、whisperには「サラサラ音を立てる」という意味を持っている。
前者は「ヒューと音を立てて」→「口笛」「笛」という意味に派生し、後者は「サラサラ音を立てる」→「囁く」という意味に派生したのだと思う。なお、日本語でも囁きのことをウィスパーボイスと言うので耳にしたことがある人も多いと思う。
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