DUO3.0例文解説メモ #107
DUO3.0例文の107本目です。
「getが変化というニュアンスを持つ」「進行形が予定を意味する」というのを意識して例文暗唱するとよいと思います。
get rid of…
「(不要なもの、好ましくないものを)取り除く」「処分する」等の意味を持つ表現。この表現で使われているridには動詞としての意味があり<rid A of B>で「AからBを取り除く」ということ(この場合の前置詞ofは「分離」の意味)。そして、これを受動態にすれば、A is rid of B(AはBから取り除かれた状態)となる。
ただ、取り除くというのは「状態」ではなく「変化」となるので、be動詞ではなく、getで受動態を作った<A get rid of B>がこの例文で使われている形となる。なお、getを使った受動態には、He got fired(首になった)、He got surprised(驚いた)等があり特別な形という訳ではない。
また、この例文ではgetting rid of…と進行形になっているが、これは「自分の中にその予定がありそれに向かって進行中ですよ」ということなのだと思う。この例文のシチュエーションとしては、誰かから「そのジャケットどうするの?」と聞かれ、「処分する予定のものなんだよ」という感じのニュアンスだと思う。
getが変化というニュアンスを持つこと、進行形が予定を意味することについては大西先生の本に詳しく説明されているので気になる方は一読をお勧めする。
wear out
「(長期使用で)擦り切れる」「(人を)疲れ果てさせる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、wear(擦り切れる)+out(完全に)→「完全に擦り切れる」ということ。
ここから、①身に着けてるものが完全に擦り切れる→「(長期使用で)擦り切れる」、②人を完全に擦り切れさせる→「(人を)疲れ果てさせる」といった具合に冒頭の意味につながっている。
なお、wearには「身に着ける」という意味もあるが、その結果「擦り切れる」といった意味も併せ持った動詞となる。また、上述したように衣服だけではなく人にも使うことができ、The work wore me out(その仕事は私を疲れさせた)といった表現も可能となる。この例文では、服について述べており、具体的にどこがworn outしているかを前置詞at(点)で指定している。
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