DUO3.0例文解説メモ #471
DUO3.0例文の471本目です。
後半のコンマ以降の文章は、付帯状況(同時進行)を表す分詞構文ですね。
全体
後半のコンマ以降の文章は、付帯状況(同時進行)を表す分詞構文となる。大西先生の本では-ing形は躍動感という形で分詞構文、動名詞、分詞修飾も説明されている。感覚的にも非常にしっくりくるので、個人的には一読をお勧めする。
簡単に説明すると、躍動感を表す-ing形で文章に並べること(つなげること)で文脈によって同時進行や原因・理由等の意味になるという感覚。ここでは同時進行の意となり、A deli caught fire and burned down(デリから火災が発生て全焼した)とleave a heap of ashes(灰の山を残して)が同時に起こっているということを表している(前半部分が過去形となっているため、分詞構文の訳も必然的に過去の意味となる)。
学校では分詞構文は主に書き言葉で使われ、会話では出てこないと教わった記憶があるが、付帯状況(同時進行)を表す分詞構文は結構会話で使われているような印象がある。
deli
「デリカテッセン」という意味の名詞。delicatessenを略したカジュアルな表現となる。詳細はWIKIに記載されているので参考にして頂きたいが、要約するとサンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を販売する飲食店のこと。少し無理やり日本語に直すと「総菜販売店」といった和訳になると思う。この単語は知識としてそのまま覚えてしまうのがよいと思う。
catch fire
「火が付く」「発火する」等の意味を持つ表現。lonmanには、if something catches fire, it starts to burn accidentally(意訳:catch fireしたら、偶然燃え始める)という説明がされている。この表現で使われてるcatchは、catch a cold(風邪をひく)やcatch a glimpse of…(…を一目見る)で説明したように「動いているものを捕まえる」というのがコアのイメージ。
fireは通常周りにあるものではないので、そういったものを捕まえるということが「偶然」というニュアンスにつながっているのだと思う。
burn down
「全焼する」「全焼させる」「火が小さくなる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、burn(燃やす)+down(下に)→「何かを燃やして下にする」ということ。
ここから、①対象が自身(建物)であれば自身を焼いて下にする→「全焼する」、②対象が建物であれば建物を焼いて下にする→「全焼させる」、③対象が自身(火)であれば自身を下にする(小さくする)→「火が小さくなる」といった具合に冒頭の意味につながっている。
また、①と③については自動詞の意味となっており基本的な考え方は同じだが「自身が何か」によって意味が変わるということ。自動詞の考え方(自身を補う)についてはこちらを参照して頂ければと思う。なお、この例文では①の意味で使われている。
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