DUO3.0例文解説メモ #445
DUO3.0例文の445本目です。
例文114で出てきたput away(片付ける)でも読み返すと、awayのイメージが強固になると思います。
make an effort to do…
「…しようと努める」という意味の表現。分解して考えれば、make(作る)+an effort(努力)+to do…(…するための)→「…するための努力を作る」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
さらに、この例文では冠詞anをevery(個々を意識しつつ、どの一つをとってみてもという感覚)で置き換えることであらゆる努力という強調した表現となっている。覚えてしまえばそのまま使える便利な表現となるので例文暗唱を通じて暗記してしまえばよいと思う。
補足:effort(努力)の語源
effortを分解すれば、ef(外に)+fort(強さ)→「力で外に出すこと」「外に強さを見せること」ということ。
do away with…
「…を廃止する」「…(人を)始末する」等の意味を持つ句動詞。この表現のコアになるのはaway(離れる)のニュアンスで、前の例文で出てきたput away(片付ける)で説明したように「意識から切り離す」といった意味合いになる。
それを踏まえ上で分解して考えると、do(する)+away(意識から切り離す)+with(関係)→「対象を意識から切り離す」ということ。そのため、①何かを意識から切り離す→「完全になくす」「廃止する」、②人を意識から切り離す→「始末する」となり冒頭の意味につながる。
discrimination
「差別」「識別力」等の意味を持つ名詞。語源は、dis(離れる)+crim(ふるいかける)+ation(名詞語尾)→「何かをふるいにかけて分離する」ということ。ここから、①先入観を持って人をふるいにかけて分離する→「差別」、②何かをふるいにかけて分離できる→違いが認識できる→「識別力」という具合に冒頭の意味につながっている。なお、語根crim(ふるいにかける)はスペルはちょっと違うが、concern(心配する)で使われている語根cernと同じなので、読み返してみると語源イメージが強化されると思う。
また、後の例文に出てくるcrime(罪)も「ふるいにかける」ということから来ているので例文#462を読む際にここを読み返してもらえるとよいと思う。後の例文出てくるracial(人種の)という形容詞とセットになったracial discrimination(人種差別)という熟語もニュースや新聞で出てくるので併せて覚えておくとよいと思う。
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