DUO3.0例文解説メモ #418
DUO3.0例文の418本目です。
この例文で使われているaspectはアスペクト比という日本語でも使われますね。アスペクト比は画面の縦横比のことです。
下の説明を見れば分かると思いますが、aspectは「向かって見る」→「見えるのは面」ということ。aspect ratioは「面の比」となるので、画面の長辺と短編の比ということ。
consider
「熟考する」「よく考える」等の意味を持つ動詞。語源は、con(一緒に)+sider(星)→「星と一緒」ということ。昔は、占星術で将来のことを占っていたので「星をじっくり観察する」というところから冒頭の意味につながっている。
前の例文で出てきた、considerate(思いやりのある)、considerable(重要な)もconsiderをベースにしているので、忘れてしまった方は読み返してみると単語同士の紐付きが強化されると思う。
aspect
「(状況・問題・建物などの)一面」「(部屋や窓などの)向き」「外観」等の意味を持つ名詞。語源は、as(~の方へ)+pect(見る)→「向かって見る」ということ。
ここから、①建物に向かってある地点から見る→「見えるのは建物の一面」、②問題や状況をある視点から見る→「見えるのは問題や状況の一面」、③前述の①の面が向く方向→「(部屋や窓などの)向き」、④前述の①②を意味を拡張して→「見えるのはモノの表面的な外観」といった具合に冒頭の意味につながっている。マインドマップ風にまとめると下図のような感じになる。
なお、この例文では、every aspect of…という形で使われており、everyは「個々を意識しつつ、どの一つをとってみても」という感覚となるので(忘れてしまった方はここを読み返してもらいたい)、「…の持っている個々の一面を意識しつつ、どの一面をとっても」という意味になるので「あらゆる面」というような訳になる(上述の②の意味に該当)。
point out
「指摘する」「注目させる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、point(指す)+out(外へ)→「指したものを外へ出す」ということ。ここから、外に出して皆の注目を浴びる対象にするというニュアンスから冒頭の意味につながっている。
numerous
「多数の」「たくさんの」等の意味を持つ形容詞。語源は、number(数)に由来している。正確な語源は調べてもちょっと分からなかったが、おそらくnumber(数)+ous(形容詞語尾:たくさんある)→「数がたくさんある」というところから冒頭の意味につながっていると思われる。なお、longmanには日常生活ではnumerousよりもa lot ofを使うとの説明がされているので比較的フォーマルな響きを持つ単語という印象。
flaw
「欠陥」「傷」「欠点」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源はflake(破片)に由来しており、そこから「構造的な欠陥」「全体の中の小さな欠陥」「小さな欠陥により全体の価値が下がる」等のニュアンスが生じて冒頭の意味につながっている。
なお、動詞として「ひびを入れる」という意味があるので、動詞の意味からアプローチした方が「小さなひび(欠陥)が全体をダメにする」というイメージを想像しやすいかもしれない。なお、この例文では、defense program(防衛計画)に含まれているflaw(欠陥)を指摘したということ。
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