DUO3.0例文解説メモ #376
DUO3.0例文の376本目です。
insult(侮辱する)とconsult(相談する)で使われている語根sultは別物となるので要注意です。
constant
「絶え間ない」「忠実な」「一定の」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、con(一緒に)+st(立つ)+ant(現在分詞末尾)→「一緒に立っている」ということ。ここから、団結して常に一緒にいるというニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。日本語でも普通に使う単語なので敢えて語源に遡ってイメージと紐付ける必要はないかもしれない。
insult
「侮辱」「無礼」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は、in(中に)+sult(跳ぶ)→「中に入って上に跳びのって踏みつける」といったイメージから冒頭の意味につながっている。
なお、語根sult(跳ぶ)を持つ身近な単語にresult(結果)があるが、これはre(後ろ)+sult(跳ぶ)→後ろに跳ぶ→跳ね返ってきたもの(=結果)ということ。resultをこのような形で分解して理解しておくのもinsultを理解する上で有効な方法だと思う。
なお、前の例文で出てきたconsult(相談する)で使われている語根sult(座る)は全く別物となるので要注意。また、insultは動詞の場合は発音のアクセントが後ろに来るが、名詞の場合は頭となるのでアクセントの違いにも注目して音声を聞いてみるとよいと思う。
arouse
「掻き立てる」「刺激する」「怒らせる」等の意味を持つ動詞。語源は、a(on)+rouse(目覚めさせる)→「(感情を)目覚めさせてオンにする」というイメージから冒頭の意味につながっている。
なお、接頭辞aは通常a(~の方へ)という形で出てくるが、ここではa(on)の意味となり混乱しやすいのがちょっと難点(~の方へと解釈してもイメージは出来るのでそれでも良いかもしれないが)。
なお、動詞rouse(目覚めさせる)はDUOの例文内には出てこないが「鷹が羽を震わせて飛び立つ」というところから来ているらしい。そのため、下の写真のような状態になっている(飛び立つスイッチがonになって)というのを想像して冒頭の意味につなげるのもよいと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません