DUO3.0例文解説メモ #023
DUO3.0例文の23本目です。
対話形式となっており、そのままでも十分使えそうな例文です。
on impulse(衝動的)やon sales(発売中)という表現が出てきますが、単純な暗記ではなく前置詞 on(接触)のコアをしっかり把握してイメージで紐付ける癖をつけるとよいと思います。
be apt to do…
「…しがちである」「…しやすい」等の意味を持つ表現。この表現で使われている形容詞aptは「適切な」という意味を持ち、語源は、語根ap(掴む)を持つことから「フィットするように掴む」というニュアンスとなり、前述の「適切な」という意味につながっている。
そのため、<be apt to do…>という形で「…にフィットするように掴む」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。なお、語根ap(掴む)を持つ身近な単語としては、adaptor(適合させるもの)があるので、この単語と紐付けしてしまうのが良いと思う。
on impulse
「衝動的に」という意味の表現。分解して考えれば、on(接触)+impluse(衝動)→「衝動に接触して」ということ。ここから、衝動が起きて比喩的なスイッチがON(接触)するといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、同表現で使われているimpluseは「衝撃」という意味を持っており、語源は、im(中に)+pulse(駆り立てる)→「駆り立てて中に入れる」ということ。ここから「心を駆り立てて行動の中に入れる」というニュアンスとなり、前述の「衝動」という意味につながっている。
whenever
「~するときはいつでも」という意味を持つ接続詞(副詞の意味もある)。分解して考えれば、when(時)+ever(どの一点をとっても)→「どの一点をとったときでも」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。分解せずにwheneverとして覚えてしまっても全く問題ないが、ever(どの一点をとっても)のイメージを染みつけるために敢えて分解して説明をした。
なお、この例文に沿って考えれば、when ever something is on sale.(セール中のどの一点をとっても→セール中であればいつでも)ということになる。
So am I
「私もです」という意味の表現。文法的にはオリジナルのI am so(直訳:私はそうなんです)のsoを文頭に持っていった倒置表現となる。倒置表現を簡単に説明すると、例えば「私○○へ行ったんだ」というのに対して「僕も○○へ行ったよ」という返しだと淡白になってしまうので、「○○!!、僕も行ったよ」という感じで○○部分を文頭に持っていくことで感情の高まりや強調を表せるということ。
この辺りの詳細については、大西先生の本に説明が載っているので一読をお勧めする。なお、この例文の場合は「私もそうなんだ」という内容をsoで受けて、そのsoを前に出して、so am Iと倒置している。ちなみに、I have a meeting tomorrow.という文章に対して「私もそうです」と言いたい場合は、So am Iではなく、So do Iとなる点は注意(元の動詞がbe動詞なのか、そうでないのかにより変わるということ)。
また、似たような意味を持つ表現にMe too(私もです)があるが、こちらはカジュアルな表現になるのでビジネスではあまり使うのは好ましくない表現となる。
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