DUO3.0例文解説メモ #484
DUO3.0例文の484本目です。
legendには 「(図や表などの)凡例」 という意味もありますね。
myth
「俗説」「間違った概念」「神話」等の意味を持つ名詞。語源はギリシャ語のmythos(物語、作り話)に由来しており、ここから、冒頭の「神話*」という意味につながっている。その後、科学が発展するにつれて神話に対して懐疑的な考え方を示す人が現れ始め「多くの人に信じられている根拠のない作り話」というようなニュアンスが生じ、冒頭の「俗説」「間違った概念」という意味につながっている。
*)神話については長くて難しい話となり本題から脱線してしまうのでここでは説明を割愛する。興味がある人はここを参照して頂くのがよいと思う。
legend
「伝説」「伝説的人物」「(記念碑・メダルなどの)銘」「(図や表などの)凡例」等の意味を持つ名詞。語源は、語根leg(集める)を持ち「話を集めたもの」ということ。
集めるという行為には必要なもの・読むべきものというニュアンスが含まれるため、①伝説に残るような有名人や聖人の話を集めたもの→「伝説」「伝説的人物」という意味になり、②そういった伝説に残るような人は記念碑にその功績が刻まれる→「(記念碑・メダルなどの)銘」となり、③前述の②が図や表に刻まれる文字という意味に拡張→「(図や表などの)凡例」という具合に冒頭の意味につながっている。
be handed down from A to B
「AからBへと受け継がれる」「AからBへと口伝えされる」等の意味を持つ表現。この表現で使われている動詞handは「誰かに何かを手渡す」というニュアンスなので、それを踏まえて分解して考えれば、be handed(手渡しされる)+down(下に)+from A to B(AからBへ)→「AからBへ下に向かって手渡しされる」ということ。
同表現は、同じ家族内(一族内)でというニュアンスもあるが、①handの手渡しというニュアンスが同じ家族内(一族内)ということを、②down(下に)というニュアンスが親から子に(家系図を想像するとイメージしやすい)ということを示していると考えるとしっくりくると思う。
なお、この例文では、(同じ家族内に限らず)世代から世代へ語り継がれていくべきという内容になると思う。少し蛇足になるが、hand-me-down(服のお下がり)という単語があるので、併せて覚えておくとよいかもしれない。
generation
「(年代としての)世代」「(家族の)世代」「発電」「生成」等の意味を持つ名詞。語源は、gene(生む)+ation(名詞語尾)→「何かを生むこと」となる。そしてここから、①モノやエネルギーを生むこと→「発電」「生成」、②同じ親から生まれた子供たち→「(家族の)世代」、③前述の②の意味が拡張→「(年代としての)世代」といった具合に冒頭の意味につながっている。
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