DUO3.0例文解説メモ #038
DUO3.0例文の38本目です。
文法的には現在完了の受動態となります。
この例文出てくるexposeという単語は半導体製造工程でも出てきたりします。また、海外ドラマのFriendsでもthe wound is exposed(傷口がむき出しになるわ)という表現がありました。
全体
have been exposed…という形は、文法的には現在完了の受動態となる。感覚的に説明すれば、been exposed…をhaveしているということ。haveしている部分を現在形で考えると、is exposedという形。これを過去形にすると、was exposedとなる。ただ、have was exposedという形にしてしまうと動詞が二つ並んでしまうので、過去形のwasを過去分詞であるbeenに変換するというルールを設ける。これで、have been exposed…の完成。
意味としては、was exposedというのをhaveしているということ。この文章ではいつからというのは明示してないが、ある時から放射線にさらされており、それを今も持っている(haveの現在形のニュアンス)ということ。
in fact
「実は」「実のところ」等の意味を持つ表現。①前述の内容に驚くような時、②強調内容を付け足す時、③実際は違うよ、という時などに使われる。
例えば「ここの住民たちの平均寿命は他の地域よりも低い」みたいな文章に対して、in fact…という感じでこの文章が続いていると考えることができる。
inhabitant
「居住者」「住民」等の意味を持つ名詞。語源は、in(中に)+ habit(住む)+ant(~する人)→「中に住む人」ということ。ここから「ある土地に長く住み着いている」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、語根habit(住む)は英語のhave(持つ)と同語源となり「持つ」という意味も持っている。後の例文で出てくるhabit(癖)という単語は「日常的に持っているもの」ということ。これが場所に適用されれば「日常的に住んでいる」といったニュアンスとなる。
expose
「危険にさらす」「(隠れていたものを)見せる」「暴露する」「(フィルムを)感光させる」等の意味を持つ動詞。語源は、ex(外に)+pose(置く)→「外に置く」ということ。
ここから「何かをむき出しにする」といったニュアンスとなり、①人をプロテクトなしにむき出しにする→「危険にさらす」、②隠れていたものをむき出しにする→「見せる」「暴露する」、③カメラ用語でフィルムに光にさらす→「感光させる」といった具合に冒頭の意味につながっている。
radiation
「放射線」という意味を持つ名詞。語源は、radi(根)+ation(名詞語尾)→「根っこ」ということ。ここから、根っこから放射状に広がっていくイメージとなり冒頭の意味につながっている。なお、身近な単語としてはradius(半径)があり、これも中心から円に対して放射状に伸びるイメージは同じなので、ここから紐付けしてしまうとよいと思う。
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