DUO3.0例文解説メモ #086
DUO3.0例文の86本目です。
知覚動詞を含んだ文章となります。
sound marvelous
「素晴らしそう」という意味の表現。この表現で使われてる動詞sound(聞こえる)は知覚動詞の一つで、<知覚動詞+形容詞>という形で五感でどのように感じているかを表す表現となる。よく耳にする形としては、sound good(よさそうだね)があり、goodの部分をより強調したmarvelousに置き換えたものが同表現となる。
なお、他の知覚動詞としてはlook/feel/seem/taste/smell等があり、soundは聞いた情報が、lookは見た目が、seemは総合的(主観的に)といった違いがある。
marvelous
「すばらしい」「最高の」等の意味を持つ形容詞。語源は、mar(驚く)+ous(形容詞語尾)→「驚くような」ということ。ここから「驚くほど良い」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。スペル変化のため少し分かりにくいが、語根mar(驚く)はmiracle(奇跡)やadmire(称賛する)で使われている語根mir(驚く)と同じものとなる。
theory, practice
「理論」「実践」という意味の名詞。簡単に言うと、theory and practice(理論と実践)の関係で、物理の世界では証明のための基本フローとなる。単語としては対義語の関係となり、この例文でもそのようなニュアンスで使われている。それぞれの詳細については、#055と#084で説明しているので読み返してもらえると理解が深まると思う。
yet
「それにも関わらず」という意味の接続詞。「まだ」「もう」といった副詞としてよく使われるが、コアは「未完」ということ。日本語だと分かりにくいが、longmanで接続詞yetを調べてみると、used to introduce a fact, situation, or quality that is surprising after what you have just said(ちょうど言った内容の後に驚くような事実、状況、性質を紹介するときに使われる)と説明されている。これは「それだけじゃないよ(yetの未完のイメージ)、yet以下の内容があるんだよ」ということになる。
この例文に沿って考えれば、Your idea sounds marvelous in theory(あなたの考え方は理論的には素晴らしそう)だけじゃないよ、I don’t think it will work in practice(実際には機能しないと思う)ということ。
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