DUO3.0例文解説メモ #239
DUO3.0例文の239本目です。
committee
「委員会」という意味の名詞。語源は、commit(委ねる)+ee(~される人)→「何かを委ねられた人」ということ。委員会というのは、何か特定の仕事をしたり、決断するために選ばれた人の集まりのこととなるので「何かを委ねられた人」→「委員会」というつながりになる。
なお、commitが「委ねる」という意味を持つ点については、後に出てくる例文で説明しているので参考にして欲しい。気になる人はリンク先の内容を先読みして頂ければと思う。
call on A to do…
「A(人)に…するよう要請する」という意味を持つ表現。call onの部分は句動詞となっているので分解して考えれば、call(呼ぶ)+on(接触)→「接触して呼びかける」ということ。そのため、call on A to do…という形で「…するためにA(人)に接触して呼びかける」→「A(人)に要請する」という意味になる。
なお、longmanにはformally ask someone to do somethingと説明があり、正式な依頼をするときに使われる表現となる。個人的には、on(接触)というフレーバーから「単に呼びかけるのではなくてわざわざon(接触)して」という想像ができれば「正式」という意味合いも直感的に理解できると思う。また、句動詞call onには他の意味もあるので、興味のある人はこのサイトを一読すると良いと思う。
nation
「国民」「国家」等の意味を持つ名詞。スペルにnat(生まれる)を含んでいるため、同じ言語、歴史、文化を持っている共同体という点に重点を置いた単語となる(このサイトにあるようにイギリスは4つのnationがあるため、必ずしもnationが国を指すという訳ではない)。
ただ一方で、nationにはcountryと同じく「国」という意味があるのも事実で、longmanには次のような定義がされている。”a country, considered especially in relation to its people and its social or economic structure”、要約すれば、国民や社会的・経済的な構造について語るときの国ということ。地理的な国を意味するcountryと違い、nationには共通の政治や文化の下にというニュアンスが感じられる。
余談になるが、誕生は英語でbirthだが、ポルトガル語だとnascimentoとなる。ポルトガル語を知っていると(他のヨーロッパ圏の言語も同じかもしれないが)、nat(生まれる)という紐付けがしやすくなる。
side by side
「横に並んで」「協力して」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、side(隣)+by(そば)+side(隣)→「隣の近くに隣」ということ。ここから、①そのままの意味で→「横に並んで」、②隣り合えば協力することになるので→「協力して」といった具合に冒頭の意味につながっている。
curb
「抑制する」という意味の動詞としてここでは使われてる。語源は、前の例文で説明したcurve(カーブする)と同じく語根cur(曲げる)を持っており、「(働き・意思・現象を)曲げる」ということ。そして、何かを曲げるということは真っすぐ進むのを「抑制する」ということになり冒頭の意味につながっている。
また、curbには名詞として「縁石」という意味を持っているが、これはcurbがcurved object(曲げられたモノ)を意味したことに由来している。curb bitで馬を制御する「くつわ」という意味の熟語となる。「曲げる」ということを中心として意味の派生をマインドマップ風に描くと下図のような感じになると思う。
air pollution
「大気汚染」という意味の熟語。同じようなものに、water pollution(水質汚染)、soil pollution(土壌汚染)等があるので、併せて覚えてしまうとよいと思う。
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