DUO3.0例文解説メモ #304
DUO3.0例文の304本目です。
downtownがなぜ「都心」という意味を持つのかずっと疑問でした。
shuttle bus
「シャトルバス」「定期往復バス」という意味の表現。特定区間を往復するバスという意味で、空港付近のホテルが空港⇔ホテル間で運航していたりイベント時に集合場所⇔会場間を運航していたりするので利用した事がある人もいるかもしれない。
他にshuttleが付く例としては、バドミントンのシャトルやスペースシャトルが思いつく。語源としては、shoot、shotと同じく語根sh(発射)を持っていることから「何か発射する」ことに関連している。調べてみると「矢」に関係しており、そこから織物の矢(日本語が分からないが、鶴の恩返しで出てくるような矢)という意味で使われるようになり、織物を縫う際には矢を素早く往復させるところから、「折り返し運転」→「定期往復便」という意味に派生し、勢いよく矢を投げるというところから、space shuttle(スペースシャトル)にも使われるようになったらしい。
*)織物の矢については、このサイトの写真を見れば分かってもらえると思う。
downtown
「都心」「商業地区」という意味の名詞(副詞や形容詞の意味もある)。downtownに行くというときは、I go downtown(I go to downtownとはせず)という表現を使う印象があるので、副詞としての使われ方が多い気がする。表現のためのロイヤル英文法にも、I went downtown to look for a job.(私は仕事を探しにビジネス街へ行った)という例文が掲載されている(downtownは副詞として使われている)。なお、downtownの対義語のような単語としてuptownがあり、こちらは住宅地区という意味になる。
downtownの由来
Wikiにこの辺りの背景が書いてあったので簡単に要約しておく。donwtown, midtown, uptownというのはニューヨークの地名に由来する。当時、南に町が位置しており、北に向かって発展していき都市となった。この時、北をuptown、南をdowntown、中間をmidtownと区分けし、始まりの町となるdowntownはビジネス街、uptownは次第に住宅街となっていった。そして、地理的なup、downという概念がなくなり、downtownはビジネス街、uptownは住宅街(downtownほど浸透してない)という形でアメリカに浸透した。
ここからは自分の体験談になるが、downtownという単語に初めて聞いたのはアメリカ出張時(全く喋れない頃)に現地人から休日downtownに行こうと誘われたときだった。また、出張で違う州へ行った時もdowntownへ行こうと言われて、別の繁華街に行ったを覚えている。当時は「なぜか都心をdowntownという」「downtownはたくさんある」という程度にしか考えてなかったが、上記内容を調べることでようやく疑問が解決した。
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