DUO3.0例文解説メモ #499
DUO3.0例文の499本目です。
implyは語源的には「何かの中に折り込む」ということですね。
could hardly
「ほとんど~できなかった」という意味の表現。hardlyは、形容詞hard(難しい)の副詞形となるため、「ほとんど~ない」という否定的なニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。barelyとhardlyの違いはこちらで比較をしているので気になる方は読み返して頂ければと思う。
comprehend
「(難しいことを)理解する」という意味の動詞。語源は、com(完全に)+prehend(掴む)→「完全に掴む」ということ。ここから、複雑なものや難しいことを理解するといったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、longmanには、日常的にはcomprehendよりもunderstandの方がよく用いられるとの説明がされている。個人的には、understandよりもフォーマルでワンランク上の理解度を示す単語といった理解をしておけばよいと思う。
what S V
「SがVすること」という意味の表現。学校でも必ず習う重要表現の一つで表現のためのロイヤル英文法では「whatの導く名詞節」という項目で説明されている。関係代名詞whatは、the things whichを示しているので、それを踏まえて直訳すれば、the things which S V(SがVすること)となり冒頭の意味となる。特に難しい表現ではないと思うが、大西先生の本ではGAPを埋めるという感覚で説明されているので、是非そちらの内容も一読するとよいと思う。
imply
「示唆する」「暗に示す」「~を前提として成立する」等の意味を持つ動詞。語源は、im(中に)+ply(折る)→「何かの中に折り込む」ということ。
ここから、直接言わずに含みを持たせるといったニュアンスとなり、①直接言わずに人の中に何かを折り込む→「示唆する」、②情報や事実が何かを折り込む→「暗に示す」、③ある事が何かを中に折り込んでいる→「~を前提としている」といった具合に冒頭の意味につながっている。なお、longmanには③の意味はフォーマルな表現との説明がされている。また、この例文では①の意味で使われている。
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