DUO3.0例文解説メモ #475
DUO3.0例文の475本目です。
forとduringの使い分けもしっかりと把握しておきたいところですね。
reckless
「無謀な」「向こう見ずな」等の意味を持つ形容詞。語源は、reck(気に掛ける)+less(~がない)→「気に掛けない」となり冒頭の意味につながっている。動詞reckは「~を気に掛ける」という意味を持っているが、古い表現で使われることがほぼない単語。そのため、語源と紐付けて覚えるよりは、recklessという単語を例文暗唱を通じてそのまま覚えてしまうのがよいと思う。
なお、接尾辞less(~がない)を持つ身近な単語としては、homeless(ホームレス)やcordless(コードレス)などがあるので比較的イメージしやすいと思う。
freeze to death
「凍死する」という意味の表現。文法的には、結果のtoと呼ばれる用法となり、freeze(凍る)+to(結果)+death(死)→「凍った結果、死に至る」となり冒頭の意味につながっている。
なお、大西先生の本には、toは「指し示す」とのシンプルな説明がされており感覚的な理解としてはこれが一番しっくりくると思う。この場合も、freeze(凍る)+to(指し示す)+death(死)→「凍って死を指し示す」となり、意訳すれば冒頭の「凍死する」という意味につながる。
どちらのアプローチで理解してもよいと思うが、個人的には「指し示す」という感覚で理解した方が直感的にしっくりくると思うので(他の意味への応用性も良い)、指し示す感覚を意識しながら例文暗唱をするとよいと思う。
during
「~の間に」「~の間中」等の意味を持つ前置詞。前の例文#352で既に説明済みの単語なので、詳細説明はそちらを見て頂きたい。簡単に要点のみを再掲すると、duringは、dura(持続)+ing(現在分詞)→「何かが持続している間」という感覚。
そのため、during their expedition to the Antarcticで「彼らの南極探検が持続している間に」ということ。なお、forとduringの使い分けについてはここで説明しているので忘れてしまった方は読み返して頂ければと思う。
expedition
「探検」「小旅行」「遠足」等の意味を持つ名詞。語源は、ex(外に)+ped(足)+tion(名詞語尾)→「足枷を外して自由にする」ということ。ここから、「迅速に送る(=足枷がない)」「準備をする(=足枷を外す)」といったニュアンスに派生し、「軍隊派遣」というような意味で使われていた単語となる。
更にここから、①特定の目的での小旅行(軍隊は相手を倒すことが目的)、②馴染みのない危険な地域への準備された旅(軍隊は相手の領土に入っていくので)といったニュアンスが残り、冒頭の意味につながっている。
なお、語根ped(足)は、前の例文で出てきたpedestrian(歩行者)でも使われているので、忘れてしまった方は読み返してみると単語のつながりが強固されると思う。
the Antarctic
「南極地域」という意味の固有名詞(一つに決まるため、theを付けている)。語源は、ant(反対)+arctic(北極)→「北極の反対」ということ。arcticはもともとギリシャ語で「熊」という意味を持つ単語に由来しており、大熊座の下にある地域という意味合いから前述の「北極」につながっている。ただ、固有名詞になるので、あれこれ考えるよりはこの例文暗唱を通じてそのまま覚えてしまうのがよいと思う。
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