DUO3.0例文解説メモ #158
DUO3.0例文の158本目です。
thesis(論文)とtheme(主題)は同じ語源「置く」に由来する単語となります。
thesis
「論文」「説」等の意味を持つ名詞。語源は、ギリシャ語のtithenai(置く)の名詞形に由来しており、命題や主張を置くものといったニュアンスから冒頭の意味につながっている。論文は自身の主張を書いて、それに色んなデータや資料をエビデンスとして補強して完成させていくので「論文」という意味になったのではないかと思う。
なお、アメリカでは学位論文や修士論文にはthesisが使われるが、博士論文にはdissertationという単語が使われるらしい。
make sense
「意味が通じる」「分かる」という意味の表現。分解して考えれば、make(作る)+sense(道理)→「道理を作る」ということ。ここから「分かる」「理解する」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。詳細は前に出てきたin a sense(ある意味では)で説明しているので参考にして欲しい。
to begin with
「まず第一に」という意味の慣用的な独立不定詞。この他にも後の例文で出てくるto tell the truth(実を言うと)、needless to say(言うまでもなく)、to make matters worse(さらに悪いことに)といったものがある。慣用的に使われている表現なので慣れて覚えてしまうのがよいと思う。
obscure
「世に知られていない」「薄暗い」「不明瞭な」という意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。語源は、ob(覆って)+scure(覆われた)→「覆われた」ということ。ここから「何かで覆われて中が見えない」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、語根scure(覆われた)はskyの語源にもなっており、もともとは空を覆う雲を意味していたらしい。残念ながら語根scure(覆われた)は覚えてもあまり有用でない語根なので、語源に遡らずにそのまま覚えてしまった方がよい単語だと思う。
theme
「話題」「主題」「テーマ」等の意味を持つ名詞。語源は、thesisと同じくギリシャ語のtithenai(置く)に由来しており「置かれたもの」といったニュアンスから冒頭の意味につながっている。
日本語でも普通にテーマというので意味を取るのはさほど難しくないと思うが、発音とスペルはカタカナとちょっと違うので要注意。例文ではits themeという形で使われており、itsは「thesisの」という意味になる。
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