DUO3.0例文解説メモ #126
DUO3.0例文の126本目です。
この例文で使われているfurniture(家具)は不可算名詞となります。
可算、不可算は覚えてしまうのも手ですが、例文暗唱を通じて感覚として染み込ませてしまうのもいいと思います。ちなみに、ポルトガル語はfurnitureに相当する単語(móvel)は可算名詞なのでちょっと面白いですね。
auditorium
「観客席」「講堂」等の意味を持つ名詞。語源は、audi(聴く)+orium(場所)→「何かを聴く場所」ということ。ここから「観たり聴いたりする場所」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、語根audi(聴く)は「知覚する」という意味も持ち合わせているが「耳で聞いた情報により」というニュアンスが強い語根となる。また、接尾辞-orium(場所)については、aquarium(水族館)、planetarium(プラネタリウム)といった単語を知っていれば理解できる接尾辞になると思う(正確には少し語源が違うようだが)。下記写真はダラスで撮ったもの。
empty
「空の」「空いている」等の意味を持つ形容詞(動詞の意味もある)。似た意味を持つ単語に前の例文で出てきたvacant(空席の)があるが、比較説明はリンク先でやっているので忘れてしまった方は読み返してもらえると理解が深まると思う。身近なところでは、ガソリンメータで使われている(EはEmpty、FはFullの略)。
except for…
「…以外は」「…を除いて」等の意味を持つ表現。この表現で使われている前置詞except自身でも冒頭の意味を持っており、語源は、ex(外に)+cept(取る)→「取って外へ出す」ということ。ここから「除外する」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
exceptとexcept forの使い分け
Hapa英会話の記事に詳細説明が載っているのでそちらを読んでもらえれば使い方は理解できると思う。
forを省略できるケースとしては、①all, every, no, everything, anybody, nowhere, wholeなどで全体を述べて置いてその中から除外ですよという形、②後ろに代名詞が来る形の二つが紹介されている。
前者は英語では全体→部分という流れは自然なので聞き手はexceptを受け入れる準備ができるため(もしくは予測できる)、後者は一度出てきている内容なので予想できるため、敢えてfor(方向)で向かう先を指し示す必要がないといったことだと思う。
a single piece of…
「たった1つの…」という意味を持つ表現。a piece of…(1つの…)にsingleを入れることで同表現を強調したものとなる。なお、この例文のように…の部分には不可算名詞が通常来る形となる。このようなsingleを使った強調表現は日常会話でもよく使われるので、この例文暗唱を通じてその感覚をしみ込ませてしまうのがよいと思う。
furniture
「家具(イス、机、ベッド等々の集合名詞)」という意味の名詞。この例文のようにa piece ofに続いていることから分かるように、不可算名詞であることに要注意。
個人的な感覚としては、イメージもくっきりしているので可算できる気もするが(ポルトガル語では可算名詞となる)、色んなものをひっくるめて「家具」としている点が漠然としたニュアンスになっているのだと思う。イメージがくっきりしてないものは数えることができないので不可算名詞ということ。
この例文を暗唱してしまえば、a single piece of…に続くというこから、furnitureは不可算名詞であるというのが必然的に理解できるようになると思う。
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