DUO3.0例文解説メモ #096
DUO3.0例文の96本目です。
fewとa fewの違いを意識して例文暗唱するとよいと思います。個人的には冠詞aが持つ「そこに存在する」という感覚が重要だと思います。
few passengers
「僅かな乗客」という意味の表現。冠詞aが付いていないので「ほとんどいない」というニュアンスになる。語源に分解するまでもないかもしれないが、passengerは、pass(通過する)+er(人)→(何かに乗って)通過する人→「乗客」ということ。fewとa fewの違いについてはリンク先で説明済みなので忘れてしまった方はそちらの内容を参照頂ければと思う。
survive
「生き延びる」「うまく切り抜ける」「(物体・建物等が)残っている」等の意味を持つ動詞。語源は、sur(越えて)+vive(生きる)→「色々なものを越えて生きる」ということ。ここから、①問題を越えて生きる→「生き延びる」「うまく切り抜ける」、②長い時間を越えて生きる→「(物体・建物等が)残っている」といった具合に冒頭の意味につながっている。
同語源となる単語としてsurvival(サバイバル)があるので、そこから「生き延びる」「生き残る」といったイメージにつなげても良いと思う。なお、この例文では「切り抜ける」という他動詞として使われており、the catastropheを目的語にしている。
catastrophe
「大惨事」「大失敗」等の意味を持つ名詞。語源は、cata(完全に)+strophe(回す)→「ひっくり返す」ということ。ここから、大惨事、大災害、大事故、地殻の大変動といった破滅的なニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
語根cata(完全に)を持つ身近な単語としてはcatalogueがあり、cata(完全に)+logue(話す)→完全に話すもの(商品について網羅されたもの)ということ。また、語根strophe(回す)についてはapostrophe(someone’sの’)があり、apo(離れる)+strophe(回す)→長い言い回しから離れる(省略する)ということ。後の例文で出てくるdisaster(災害)というのも同じような意味を持った単語になるが、catastropheの方が大規模なものになる。この辺りは語源の「ひっくり返すような大災害」というイメージを掴んでいれば、感覚的な紐付けもしやすいと思う。
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