DUO3.0例文解説メモ #519
DUO3.0例文の519本目です。
trivial(些細な)という単語を見ると、世代的に昔TVでやっていたトリビアの泉を思い出しますね。
seem
「~のように思われる」「~のように見える」等の意味を持つ動詞。似たような意味を持つ表現にlook like…(…のように見える)があるが、大きな違いとしては、look likeは見た目で判断して「…のように見える」、seemは周りの状況を感覚的に判断して「~のように思われる」といったニュアンスとなるので、その辺りも意識しながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。なお、動詞seemは語根se(集めて一つにする)を持つ単語となる。
trivial
「些細な」「取るに足りない」「(数学で)自明な」等の意味を持つ形容詞。語源は、tri(三つ)+via(道)+al(形容詞語尾)→「三叉路の」ということ。ここから、古代ローマでは三叉路が多かったことから「ありふれた場所」を意味するようになり、更に、中世の七つの教養科目のうち基礎となる三科目(文法、論理、修辞)をtriviumと呼んだことから「基礎的な内容で他の四科目よりも劣るといったニュアンス」を持つようになった単語となる。
以上のことから、①あまり重要ではない→「些細な」「取るに足りない」、②基本的なこと→「(数学で)自明な」といった具合に冒頭の意味につながっている。昔、トリビアの泉というテレビ番組があったので、見たことがある人は何となく単語のイメージが掴めると思う。
be worth doing…
「…する価値がある」という意味の表現。この表現で使われているworthは「値打ちがある」「価値がある」等の意味を持つ形容詞で(辞書によっては前置詞としている)、語源は、語根wer(回転)を持ち「(回転して)~という状態になる」というようなイメージを持つ単語となる。その後「~という状態になる」という意味は使われなくなり、前述した「値打ちがある」「価値がある」という意味に落ち着いている。
おそらく「~という状態になる」→「価値のある状態になる」→「それには価値がある」という流れではないかと思うが、語源を覚えてもあまり有用な単語ではないと思うので、この例文暗唱を通じて同表現を覚えてしまうのがよいと思う。
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