DUO3.0例文解説メモ #460
DUO3.0例文の460本目です。
kidnapping(誘拐)はニュースや新聞でよく見聞きしますね。
take A by surprise
「A(人)を驚かす」「(A)の意表を突く」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、take(ひょいっと手に取る)+A(人)+by surprice(驚きの傍)→「Aをひょいっと手に取って驚きの傍に連れていく」となり、意訳すれば冒頭の意味につながる。
takeは色々な意味を持つ多義語となるが、I’ll take you to the hotel(あなたをホテルに連れて行くよ)で使われているtakeの感覚(ひょいっと取って連れていく)を持っていればこの表現も容易に理解できると思う。なお、この例文では同表現がallが強調されており(私たちではなく私たち皆)、itはその場の状況(署名な心理学者が訴えられたということ)を示している。
noted
「有名な」「著名な」等の意味を持つ形容詞。動詞note(注目する)の過去分詞が形容詞化されたもので、語源はラテン語のnota(レター、印、サイン)に由来しており、そこから幅広い意味を持つようになっている(特に名詞)。
正確な語源はちょっと調べきれていないが「印」を入れるということは「注目している」ということなので、これを過去分詞にすれば「注目された」となり、冒頭の意味につながるのが分かると思う。
なお、noted(有名な)は「専門分野で」というニュアンスが強い印象のある単語となる。また、同単語にknowやnoticeに含まれる語根no(知る)に由来しているかどうかは意見が分かれているらしい。
psychologist
「心理学者」という意味の名詞。語源は、psychology(心理学)+ist(専門家)→「心理学者」ということ。ちなみに、psychologyをさらに分解すれば、psycho(精神)+logy(学問)→「精神に関する学問」→「心理学」という意味になる。なお、psycho-が「心理」「精神」に関する接頭辞であることは、サイコパス、サイコロジーといった単語を日本語でも使うので感覚的にも理解できると思う。
accuse A of B
「AをBで告発する」「AをBで責める」等の意味を持つ表現。この表現で使われている動詞accuseの語源は、ac(~の方へ)+cuse(=cause:法的行為を引き起こす)→「誰かに向かって法的行為を起こす」ということ。そのため、accuse A of Bという形で「Aに法的行為を行う+Bについて(ofは関連の意味)」となり、意訳すれば冒頭の意味につながる。
なお、causeという単語は「原因」という意味で広く知られているが「訴訟」という意味も持っている。両者とも「何かを生み出すもの(引き起こすもの)」という点は同じだが、前者は「結果」、後者は「法的行為」を生み出す(引き起こす)ということ。
ちなみに、Excuse me(すみません)でお馴染みの動詞excuseも語源としては、ex(外に)+cuse(=cause:法的行為を引き起こす)→「法的行為を引き起こすことから外へ行く」となり「許す」「免除する」といった意味につながっている動詞となる。
kidnapping
「誘拐」という意味の名詞。動詞kidnap(誘拐する)の現在分詞が名詞化されたもので、語源は、kid(子供)+nap(かっさらう)→「子供をかっさらう」となり前述の「誘拐する」という意味につながっている。本題のkidnappingはこの名詞形となるため冒頭の意味となる。
なお、語根napは動詞nab(かっさらう)がスペル変化したものになるが、それほどメジャーな単語ではないので例文暗唱を通じてkidnappingという単語として覚えてしまうのがよいと思う。ニュースや新聞などでよく見聞きする単語となる。
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