DUO3.0例文解説メモ #489
DUO3.0例文の489本目です。
非制限用法のwhichを使った例文です。非制限用法=追加情報です。
proceed
「続行する」「(工程・仕事などが)進行する」等の意味を持つ動詞(自動詞の意味しかない)。語源は、pro(前に)+ceed(進む)→「前に進む」となり冒頭の意味につながっている。
自動詞の意味しか持たないため、前置詞with、toを伴って使用されることが多く、比較的フォーマルな表現となる。なお、longmanには「続行する」という意味においては、go ahead with…という表現の方が日常でよく使われるとの説明がされている。
along
「~に沿って」「~に並んで」「~の途中で」等の意味を持つ前置詞(副詞の意味もある)。語源は、ant(反対)+long(長い)→「反対方向に道を長く伸ばす」ということ。ここから、反対方向というニュアンスが次第に消え、道を長く伸ばすという部分のみが残り「細長いものに沿う」というイメージを持つ単語となる。そこから、冒頭の3つの意味につながっている(つながりのイメージはこちらを参照頂くのが分かりやすいと思う)。
なお、この例文ではthe steep path(その険しい小道)という細長いものに沿って、proceed(続行する)という意味になる。
steep
「(道・山などが)険しい」「(価格が)不法に高い」「急な」等の意味を持つ形容詞(動詞や名詞の意味もある)。語源は、ste(押す)という語根を持っており、「押して突き出た(=非常に高い)」といったニュアンスを持つようになった単語となる。
ここから、①山が非常に高い→「険しい」、②価格が非常に高い→「(価格が)不法に高い」、③何かが突き出ている→「急な」といった具合に冒頭の意味につながっている。
非制限用法のwhich
非制限用法の詳細説明は#011や#379でしているので理解があやふやな方は読み返して頂ければと思う。ここでは詳細説明は割愛するが、下記特徴があるのを理解できれば良いと思う。①非制限用法は追加情報となるのでコンマ以降の情報はなくても文章は成立する。この例文の場合、They proceeded along the steep path(その険しい小道に沿って彼らは前進した)で文章としては成立しており、the steep path(もしくはコンマ手前までの文全体)に関する情報を非制限用法で補足しているということ。②DUOの音声を聞くとコンマのところでポーズが入っているので音声からも非制限用法というのが理解できる。
sole
「唯一の」「ただ一つの」「ただ一人の」「(所有・権利などが)独占的な」等の意味を持つ形容詞(動詞や名詞の意味もある)。語源は、so(三人称の再帰代名詞:英語でいうself)を語根に持ち、「自身一人だけ」というようなニュアンスから冒頭の意味につながっている。語根にリンクを貼っておいたので、どのような単語で使われているかを確認しておくと単語のつながりが強化されると思う。
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