DUO3.0例文解説メモ #490
DUO3.0例文の490本目です。
apeはストリートファッションブランドで有名ですね。
ape
「類人猿*」という意味の名詞(動詞の意味もある)。語源は、ケルト語に由来しているらしく全ての猿や霊長類(人間を除く)に対して使われていた単語となる。その後、monkey(猿)という単語が英語として使われるようになり、apeは冒頭の意味で使用されるようになった単語となる
。英語の運用力という点については、語源はあまり意味のあるものではない印象なのでこの例文暗唱を通じて覚えてしまうのがよいと思う。原宿系の服のブランドに猿のマークでお馴染みのapeがあるので、それを知っていれば自然と理解できると思う。
*)直立して歩く尾のない(もしくは短い)猿で、チンパンジー、ゴリラ、オラウータンなどを指す。
emerge from…
「…から現れる」「…から出てくる」「…から抜け出す」等の意味を持つ表現。この表現で使われているemergeは「現れる」「明らかになる」「抜け出す」「台頭してくる」等の意味を持つ動詞で、語源は、e(外に)+merge(統合する*)→「統合されたものから一部を外に出す」ということ。
ここから、①見えなかったものが見えるようになる→「現れる」「明らかになる」、②統合されていたものから外に出る→「抜け出す」、③外に出てきたものは皆の目を引くものとなる→「台頭してくる」といった具合に前述の意味につながっている。そのため、前置詞from(起点)とセットで冒頭の意味につながっている。
*)日本語でも「統合する」という意味で資料をmerge(マージ)するといった使い方をする。ただ、mergeという単語は、もともと「(液体に)浸す」というのが語源となる。そこから、浸したものが一緒になって区別できなくなって一つのものになる(統合する)という意味に派生している。
cave
「洞窟」という意味の名詞(動詞の意味もある)。語源は、cav(膨らむ)という語根を持ち「地中の空間(空洞が膨らんで出来た空間)」といったニュアンスから冒頭の意味につながっている。語根にリンクを貼っておいたので、cav(膨らむ)がどのような単語で使われているかを確認しておくと語源と単語のつながりやイメージが強化されると思う。
なお、動詞としては、大きく「洞窟を掘る」「崩れ落ちる」という二つの意味があるが、前者は前述した名詞cave(洞窟)に、後者はcalve(崩れ落ちる)という別の単語に由来している。
be/get frightened
「怯える」「怖がる」等の意味を持つ表現。この表現で使われているfrightenedは動詞frighten(怖がらせる)の過去分詞が形容詞化されたもので、語源は、fright(突然の恐怖)+en(~する)→「恐怖で激しく驚かせる」ということ。そのため、be/get frightenedという形で「恐怖で驚かされた状態でいる」「恐怖で驚かされる」となり、意訳すれば冒頭の意味になる。
なお、fright(突然の恐怖)は古英語のfyrhtu(恐怖)が音変化してできた単語となる。語源は覚えてもあまり有用でない印象なので個人的には例文暗唱を通じて同表現を覚えてしまうのがよいと思う。また、beとgetのニュアンスの差はget mad at…(…に怒る)、 promote(促進させる)で説明しているので気になる人はそちらの内容を読み直して頂ければと思う。
run away
「(ひそかに)逃げる」「(困難・困惑などから)逃げる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、run(走る)+away(離れる)→「その場から走って離れる」となり冒頭の意味につながっている。
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