DUO3.0例文解説メモ #341

2024年1月10日DUO

管理人
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DUO3.0例文の341本目です。

personalityは色んな意味を持つ多義語です。ラジオのパーソナリティという形でも使われますね。語源を辿るしっくりくると思います。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
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take after

「(親類などに)似ている」という意味の句動詞。分解して考えれば、take(手に取る)+after(~の後に)→「(親類の)後ろを追って取り入れる」ということ。ここから、遺伝的に似ているというニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。

なお、見た目だけでなく内面にも使えるが「遺伝的に」という意味合いから血縁関係のない友達や恋人に対しては使えない。そのため、血縁関係のない人に対しては、look likeやresembleを主に使うことになると思う。なお、前の文章で出てきた句動詞look after(世話をする)と混同しないように要注意。

personality

「性格」「有名人」「特徴」「人間的な魅力」等の意味を持つ名詞。語源はスペルから分かるようにperson(人)に由来しており、分解すればper(通して)+son(音)→「音を通す」ということ。これは当時、劇場で芝居をするときに役者が拡声機能を持った仮面(persona)を付けていたことに由来するらしい。personが「人」という意味を持つようになったのは、役者がpersona(ラテン語で仮面)を付けていたことから想像できると思う。

persona

そして本題のpersonalityだが、語源は、personal(personの形容詞形)+ity(抽象名詞語尾)ということになる。劇中の「仮面」は人物を演じ分けるときに、人物が持つ特徴を際立出せる役割や効果があるため、外から認識できる「特徴」「性格」「個性」といった意味合いに派生している。

また、ラジオやテレビのパーソナリティと言えば、ラジオやテレビの司会進行をする人のことを主に指し、その番組の「顔」=「仮面」という風に理解できると思う。説明が長くなってしまったが、この例文ではin personality(性格において)という意味で使われている。

personalityとcharacterの違い

「特徴」「性格」と言えば、characterを最初に思い浮かべる人も多いと思うので、personalityとの比較も少し補足しておく。

characterは語源的には「刻まれたもの」というようなイメージになる。これは、characterが「文字」という意味があるのを知っていれば比較的容易に想像できると思う。そして「人の魂や心に刻まれたもの」というニュアンスから「性格」「特徴」といった意味になっている。

両者の比較をすれば、personalityが「仮面」→「見かけ上の特徴」となるのに対して、characterは「人の魂や心に刻まれたもの」→「本当の自分」「巣の自分」というようなニュアンスになる。

具体例を挙げれば、personalityはsocial(社交的)、friendly(フレンドリー)、passionate(情熱的)、shy(シャイ)等のことで、characterはhonest(正直)、 dishonest(不正直)、responsibility(責任感がある)、kind(やさしい)ということ。

friendly(フレンドリー)なpersonalityとhonest(正直)なcharacterを持っている人もいれば、friendly(フレンドリー)なpersonalityだが、dishonest(不正直)なcharacterを持っている人もいるということ。

なお、longmanでpersonalityで調べると第一の意味としてsomeone’s character, especially the way they behave towards other people(人の性格、特に他人に向けての振舞い方)とあるが、これも「仮面=見かけ上の特徴・性格」というイメージから容易に意味が想像できると思う。

I mean,…

「つまりその…」という意味の挿入句。日常会話でも本当に頻繁に使われ、前述した内容を言い直したり要約したりするときに使われるフレーズとなる。直訳すれば「私は…ということを意味しています」ということ。海外ドラマや映画でもよく出てくる表現となるので、そういった教材で英語学習をして感覚的に身につけてしまうのがよいと思う。

obstinate

「頑固な」「執拗な」等の意味を持つ形容詞。語源は、ob(傍に)sti(立つ)ate(形容詞語尾)→「常に傍に立っている」というイメージとなる。何事に対しても傍に立つということは「執拗な」「頑固な」といったニュアンスが出てくるので前述の意味につながるのはイメージできると思う。

なお、接頭辞obは「反対に」「向かって」という意味になることが多いが、この単語に関しては語源辞典にはby(近くに)と説明されていた。仮にob(向かって)と捉えても、常に向かって立っているというイメージから「頑固な」「執拗な」といった意味につなげられると思う。

by nature

「生まれつき」「生来」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、by(傍に)nature(生まれたままのもの)→「生まれたままのものの傍に」→「生まれつき」となり冒頭の意味につながる。

なお、nature(生まれたままのもの)については前の例文で説明してるので、忘れてしまった人はリンク先を読み返してもらえると理解が深まると思う。

give in

「説得されて折れる」「負けを認める」等の意味を持つ句動詞。これらの意味の場合は目的語を取らずに自動詞となる。そのため、yourself(自分自身)を補って、さらにinの後にto something bad(好ましくないこと)が省略されていると考えれば、give(与える)+yourself(自分自身)+in(中に)+to something bad(好ましくないことに)→「自分自身を好ましくないことの中に与える」となり、give inのおおよそのイメージは掴めると思う。

なお、give inは目的語を取って他動詞になることもあり、この場合はhand in…のように「何かを…の中に入れる」というようなイメージとなって「提出する」という意味になる。なお、上述したyourself(自分自身)を補ってという部分はこちらで説明しているので気になる方は参考にして頂ければと思う。


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Posted by EngxEng