DUO3.0例文解説メモ #534
DUO3.0例文の534本目です。
leaveは「去る」「そのままにする」という意味がありますが、視点の置き方が重要ですね。
leave A for B
「A(人)を振ってB(人)に行く」という意味の表現。leaveは「去る」「そのままにする」という意味を持つ基本動詞(名詞の意味もある)。下図のように、視点の置き方によって意味が変わってくるのが理解できると思う。
以上のことを踏まえれば、leave A for Bという形で「Aをそのままにする、Bへ向かって」→「Aを残してBへ行く」となり、意訳すれば冒頭の意味につながるのが分かると思う。
upset
「動揺した」「気分を害した」等の意味を持つ形容詞(動詞や名詞の意味もある)。語源は、up(完全に)+set(セットする)→「準備する」「セットアップする」ということ。ただ、オリジナルの意味は徐々に消えていき、次第に「下から上にひっくり返して」→「台無しにする」「不快にする」といったニュアンスとなり、最終的に冒頭の意味につながっている。
この例文では、ジェニファーが他の男のところに行ってしまった状況を踏まえて「あなたの気分がひっくり返されてセットされている」ような状態でしょということになると思う。なお、must be…については、「…に違いない」という意味になるが、既に説明済みの表現となるため詳細はリンク先を参照して欲しい。
not really
「あまり~でない」という意味の表現。この例文のように質問の返答として「それほどでもないよ」という意味で使われることもある。
be used to…
「…するのに慣れている」という意味を持つ表現。分解して考えれば、be(状態)+used(慣れている)+to(方向・到達)→「…することに慣れている」ということ。be動詞(状態)の代わりにget(変化)を使えば、慣れている状態ではなく慣れるという変化を表すことができる。
また、似たような表現にused to…(以前はよく…した)という表現が出てきているので混乱しないよう要注意。記憶が曖昧な方はリンク先の内容を読み返して頂ければと思う(usedが慣れているという意味を持つ理由もわかると思う)。
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