DUO3.0例文解説メモ #043
DUO3.0例文の43本目です。
by farは最上級や比較級を強める表現の1つです。その理由も含めてイメージで脳内に紐付けると良いと思います。
Why don’t you… ?
「…したらどうですか?」という意味を持つ表現。直訳すれば「なぜそれをしないの?」という反語表現となり「やってみてはどうですか?」という意味になる。何かを提案したりアドバイスするときに使われる表現となる。
consult
「(主に専門家に)相談する」「(本や地図などを)調べる」等の意味を持つ動詞。語源は、con(一緒に)+sult(捕まえる)→「一緒に捕まえる」ということ。ここから「専門家にアドバイスをもらう」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、相談する相手は人だけでなく本や地図も含まれる。また、人と相談するという意味においては、この例文のようにconsult someoneと直接人をとる使い方もあれば、consult with someoneのようにwithをいれた自動詞表現もある。混乱しやすいがresult(結果)やinsult(侮辱する)で使われている語根sult(跳ぶ)とは別語源となるので要注意。
in person
「生で」「直接」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、in(範囲)+person(個人)→「その人の範囲で」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。この例文では電話や手紙ではなく直接会って相談するという意味になる。
prominent
「有名な」「よく目立つ」等の意味を持つ名詞。語源は、pro(前へ)+min(突出する)+ent(形容詞語尾)→「前に突出した」ということ。ここから、①人として突出している→「有名な」、②場所や顔のパーツが突出している→「よく目立つ」といった具合に冒頭の意味につながっている。
by far the most
「ずば抜けて」「はるかに」等の意味。the mostは学校で必ず学ぶ最上級で、この例文の場合はaround here(この辺りの中で)で最も有名ですよということ。最も有名ということは1つに決まるため定冠詞theが付く。
一方のby farはmuch同様に最上級や比較級を強める表現の1つとなる。muchが強める表現になるのは理解できると思うが、なぜby farで強調されるのかについては次のように理解すると納得できると思う。まずはfarだが、how far is it from here to the station(ここから駅までどのくらいの距離ですか?)という基本英文から分かるように「距離」「遠さ」を意味する単語となる。
次にbyだが、これはこちらで説明しているように「近く」という意味を持つ前置詞となる。近くにモノを置けば比較するという感覚が生まれ、その差分は?というニュアンスが発生する。そのため、差分をby far(こんなに遠く)という形で強調しているということ。下図のようなイメージとなる。
attorney
「弁護士」という意味の名詞。語源は、at(~の方へ)+tor(回転する)→「回転して誰かの方へ」ということ。ここから「アサインする」といったニュアンスとなり、「誰かの代わりにアサインされた仲介者」→「法的な意味での仲介者」といった意味を経て、最終的に冒頭の意味につながっている。
なお、longmanにはlawyerよりもフォーマルという記載があるが厳密な違いについては触れられていない。ちなみに、自分の経験上、弁護士という意味で聞いたことがあるのはlawyerだけ。attorneyという単語は、power of attorney(委任状)という形で聞いたことがある。これは「各種手続きを進める時や裁判沙汰になったときに代行してもらう人にその権利を譲渡しますよ」という誓約書みたいなものとなる。
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