DUO3.0例文解説メモ #479
DUO3.0例文の479本目です。
fancyは語源的にはfantasy(ファンタジー)と同じですね。
portrait
「肖像画(写真)」「(本や映画での)描写」等の意味を持つ名詞。語源は、por(前に)+trait(引く)→「前に引き出す」ということ。ここから、①人を絵や写真という形で引き出す→「肖像画(写真)」、②何かを言葉という形で引き出す→「(本や映画での)描写」といった具合に冒頭の意味につながっている。
カメラを持っている人であれば、撮影シーン選択の中で「ポートレート(人物を写すときに、背景から引き立たせて写すように設定されるモード )」という設定を見たことがある人も多いと思うので馴染みのある単語になると思う。
fancy
「高級な」「奇抜な」「派手な」「装飾的な」「熟練技の」等の意味を持つ形容詞(動詞や名詞の意味もある)。もともとは、fantasy(ファンタジー)のスペルをただ簡略化しただけの単語として使われていたが、後に、fantasyはもともとの意であった「想像」、fancyは「気まぐれ(=心変わりする)」という別々のニュアンスを持つようになっている。
そして、本題のfancyは更にここから「自分の気持ちが心変わりする」→「芸術や外観の好み」といった意味合いに派生し、形容詞としては「好みに合わせて装飾する」というニュアンスから冒頭の意味につながっている。
具体的には、①最高になるように装飾する→「高級な」、②好きなように装飾する→「奇抜な」「派手な」、③装飾する→「装飾的な」、④装飾する技術に注目→「熟練技の」ということ。
なお、動詞としては、「想像する」「好む」といった意味を持っているが、前者はもともとfantasyに由来することから、後者は前述した「自分の気持ちが心変わりする」ということから来ている。このサイトに使い方やニュアンスについて分かりやすく説明されているので上記の説明と併せて読んでみると理解とイメージが深まると思う。
upside down
「(上下)逆さまの」「滅茶苦茶の」等の意味を持つ形容詞(副詞の意味もある)。分解すれば、upside(上側)+down(下に)→「上側が下に」ということ。本来上に来るべきものが下に来ることから冒頭の意味につながっている。例文暗唱を通じてフレーズ的に覚えてしまえばよいと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません