DUO3.0例文解説メモ #135
DUO3.0例文の135本目です。
domesticは日本でも「DV(domestic violence=家庭内暴力)」「Domestic flight(国内線)」という形で使われていますね。
in short
「要するに」という意味の表現。分解して考えれば、in(範囲)+short(短い)→「短い範囲で」ということ。ここから「要約して」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。覚えてしまえばフレーズ的に使える表現となるので、例文暗唱を通じて同表現を覚えてしまえばよいと思う。
regulation
「規則」「規制」等の意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源は、reg(真っすぐ動く)+ation(名詞語尾)→「真っすぐ動く」ということ。ここから「まっすぐ進めるためのに作るもの」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
なお、前の例文で出てきたrule(ルール)も同語根を持っているが、regulationはどちらかというと法令で使われている印象がある。longmanにもofficial ruleと説明されており、この例文でも同ニュアンスで使われている。
ruleとregulationの違い
両者の差異はこのサイトに載っていたので、Conclusion(結論)を簡単に意訳しておく。そんなに長い文章ではないので一度読んでみるとよいと思う。たまたまだがこの例文で使われているin shortから始まっていた。
- ruleとregulationは兄弟のような関係
- ruleは個人が何かをするのを制限するのに対し、regulationはlaw(法律)で許可されないことを制限するもの
- 一般的に、人や組織は必要に応じてルールを作ることはできるが、regulationは政府によってのみ作られる
- 一番の違いは、regulationの方が適用範囲が広くて破った時の深刻度が高い
domestic
「国内の」「家庭の」「家庭用の」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、dom(家)+ic(形容詞語尾)→「家庭の」ということ。ここから「家庭」→「国内」という意味に拡張されて冒頭の意味につながっている。
なお、語根dom(家)は、ラテン語のdomus(家、邸宅)を経て、イタリア語のduomo(ドゥオーモ)、英語のdome(ドーム)といった具合に英語に入ってきている。英語のdomeは丸い形の屋根を意味し、日本語でも「東京ドーム」「名古屋ドーム」といった形で使われている(ドーム構造をしていることからそのような名称になっている)。
また、同単語を使った身近な使用例としては、DV(domestic violence=家庭内暴力)、Domestic flight(国内線)、GDP(Gross Domestic Product=国内総生産)等がある。下記写真はミラノで撮影したドゥオーモ。
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