DUO3.0例文解説メモ #411
DUO3.0例文の411本目です。
for the first time in…は「…ぶりに」という意味でも使える便利表現ですね。
for the first time in…
「…で初めて」という意味の表現。特に難しい表現ではないが、…の部分を変えると「…ぶりに」という意味を表す便利な表現となるのでここで取り上げた。例えば、…にfive yearsを入れれば「5年間の中で初めて」→「5年ぶりに」、a whileを入れれば「しばらくの間の中で初めて」→「久しぶりに」という意味になる。
ノンネイティブの感覚だと中々こういった発想は思い付かないが、非常に使えるのでこういった広がりを意識しながら例文暗唱に取り組むと表現の幅が広がると思う。
a pang of…
「…の痛み」「…の苦しみ」等の意味を持つ表現。pangの語源はちょっと分からなかったが、意味としては「心の痛み」「(肉体的な)激痛」を意味する単語となる。
conscience
「良心」「道徳心」等の意味を持つ名詞。綴りにscience(科学)という単語が含まれているので、まずはこの単語の語源から見ていく。
scienceの語源は、sci(知る)+ence(名詞語尾)→「(事象を)知ること」となり、ここから「科学」という意味につながっている(*)。そのため、scienceという単語を語源イメージで見ると「何かを知ること」となる。
ここで、本題のconscienceだが、語源は、con(完全に)+science(知ること)→「何かを完全に知る」ということになる。そして、ここから「物事の良し悪し(善悪の判断)について知る」といったニュアンスになり冒頭の意味につながっている。
(*)語根sciには「切る」という意味が元にあり、science(科学)は事象を切って区別する(=知る)となり、語根sciが「知る」「理解する」という意味も持つようになっている。
way out
「出口」「解決策」等の意味を持つ表現。直訳すれば「外への道」となり、文脈に応じた意訳をすることで冒頭の意味につながる。この例文の場合は「何かいけないことをした」という状況下で、there was no other way outという文章が続いているので「他に外への道はなかった」→「他に何とかする方法はなかった」という意味になる。
個人的には、way outの定訳を覚えるのでなく、out(外へ)という感覚を臨機応変に適用していくのが英語力向上に結び付くと思う。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません