DUO3.0例文解説メモ #202
DUO3.0例文の202本目です。
この例文で出てくるI’ll be right backですが、ターミネータの名ゼリフのI’ll be back(また来る)にright(すぐに)を加えた形になりますね。
hold on
「しがみつく」「ちょっと待つ」「電話を切らずに待つ」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、hold(体を使ってがっちり短時間保つ)+on(接触、継続)→「接触/継続させた状態をがっちり短時間保つ」ということ。
ここから、①電話回線が接触している状態をちょっと保つ→「電話を切らずに待つ」、②今の状態をちょっと継続して保つ→「ちょっと待つ」、③接触している状態を何とか短時間保つ→「しがみつく」といった具合に冒頭の意味につながっている。
この例文では電話対応として「ちょっと待って」と言っているので①の意味になる。日常的にもよく使う表現となるので、シチュエーションをしっかりイメージしながら例文暗唱して表現ごと覚えてしまうのがよいと思う。
I’ll be right back
「すぐに戻るから」という意味のお決まりフレーズ。ちょっとトイレ行ってくるというようなときにも使えるフレーズなのでこれは覚えてしまうと便利。ターミネータの名ゼリフでI’ll be back(また来る)があるので、一度は耳にしたことがある表現だと思う。なお、rightは「すぐに」という意味の副詞になる。
hang up
「電話を切る」「服を掛ける」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、hang(掛ける)+up(上に)→「何かを上に掛ける」ということ。
ここから、①受話器を電話の上に置く→「電話を切る」、②服を上に(ハンガーに)掛ける→「服を掛ける」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では①の意味で使われている。今後携帯がもっと普及していき電話機が家庭からなくなっていくにつれ、句動詞のイメージと実態が乖離してしまう可能性がある印象。
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