DUO3.0例文解説メモ #154
DUO3.0例文の154本目です。
the + 比較級, the + 比較級という構文が使われています。この構文の成り立ちを理解するとスッキリすると思います。
the + 比較級, the + 比較級
「~すればするほど…」という意味の構文。語順的には倒置になっているので元の順序に無理やり戻せば、You are the more stubborn, you become the more isolated. となる。
最初のthe moreは頑固になった分(どれだけ頑固になったかを)を定冠詞theで表し、最後のthe moreは孤立した分(どれだけ孤立したか)を定冠詞theで表している。
そして、文章の中で最も重要な部分は、the more…となるので、これを前に持って来て(倒置表現)、the + 比較級, the + 比較級という構文が完成する。
stubborn
「頑固な」「扱いにくい」等の意味を持つ形容詞。語源はstub(切り株)から来ているらしく、しっかり根を張って動かないイメージから冒頭の意味につながっている。
少し専門的な話になってしまうが、大学で電気回路を習ったことのある人はstub(スタブ回路)という単語を聞いたことがあるかもしれない。これは高周波回路では反射波による信号品質低下を防ぐためにインピーダンス整合をとる目的で挿入される回路となる。
下図のように、その枝分かれしている様が切り株のように見えることからstub回路という名前が付いている。
isolate
「分離する」「孤立させる」という意味の動詞(名詞の意味もある)。stubに続きたまたまかもしれないが、isolateも電気回路で「絶縁する」という意味を持っているので、こっちの意味を知っている人はそこから「分離する」「孤立させる」という冒頭の意味につなげるのがよいと思う。
もしくは、語源的にはisland(島)と同じようなので、島という単語から「分離」「孤立」といった冒頭の意味につなげてもよいと思う。なお、islandはスペルにsが入るが、発音はせずカタカナで書けばアイランドとなる。
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