DUO3.0例文解説メモ #039
DUO3.0例文の39本目です。
oneが使われているのでちょっと硬めの文章となります。
この文章で使われているtoo muchという表現。さらに誇張してway too muchという形でも日常会話でよく使われる印象があります。海外ドラマのFriendsで次のような文章がありました。You guys spend way too much time together(お前ら一緒に時間過ごしすぎだよ)
one
総称人称(一般の人々)を表す硬い表現となる。論文、硬い文章、スピーチ等で使われることがあるが、通常の会話ではyouを使うのが一般的。この例文は、何かのスピーチもしくは、文章で使われているものと考えられる。総称人称については#001でも説明してるので参考にして頂ければと思う。
cannot
can’tを省略せずに書いた形となる。省略せずに書く理由はnotの部分を強調するためで、この例文の場合は「emphasizeすることができない」ということを強調している。なお、ライティング時の話になってしまうが、can notとスペースを入れないように要必要。昔はスペースを入れた形でも使われていたが最近ではcannotが正しいとされることが多い。
emphasize
「強調する」「目立たせる」等の意味を持つ動詞。語源は、em(中に)+pha(見せる)+ize(動詞語尾)→「見せるようにする」ということ。ここから「物事の特記すべき点を見せる」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、語根pha(見せる)は「輝く」という意味が根本にあるので「特記すべき箇所を光らせる」というアプローチでの紐付けもよいと思う。
too much
「過剰に」「過度に」等の意味を持つ表現。この例文では、the potential dangerを強調する形で使われている。なお、dangerは不可算名詞となるので、強調するにはmanyではなくmuchとなる。さらにmuchを強調する形としてwayを付けてway to muchとする表現も日常会話ではよく使う印象がある。
the potential danger of…
「…の潜在的な危険性」という意味。定冠詞theが付いているのは「核エネルギーの潜在的な危険というのを誰もが知っており、みんな(この文が使われてる場では)同じものを思い浮かべるから」となる。ただ、しゃべるときにこのタイミングでtheをつけるのは、英語と日本語の語順の関係でちょっと慣れがいると思う。コツとしては、ofは一部を切り取るニュアンスがあるので、nuclear energyからdangerを抽出したようなものをイメージして、一気にthe potential danger of nuclear energyと発話するのを意識するとよいと思う。
nuclear
「原子力の」「核の」等の意味を持つ形容詞。語源は、nuts(ナッツ)と同じく「小さくてかたいもの」ということ。ここから、nucleus(原子核、中心)を経て冒頭の意味につながっている。また、この例文のようにnuclear energyという形で「核エネルギー」という意味になる。
ちなみに、自分がこの単語を覚えたのは、中学生のとき。原子力発電は、「環境への負荷という観点で火力発電よりもきれいなエネルギー」と社会でならっていたのもあり、new clear(新しくてきれいなエネルギー)と思っていた。
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