DUO3.0例文解説メモ #478
DUO3.0例文の478本目です。
世界史でrenaissance(ルネサンス)という用語を学んだのを思い出しました。
credit A with B
「BはAの功績と認める」という意味の表現。この表現で使われている動詞creditは「入金する」「信用する」等の意味を持つ単語で、語根cre(信頼)を持つことから「信頼を置く」といった語源イメージとなる。
この辺りは、クレジットカード(支払能力に信頼が置けると判断された人が持てるカード)から連想することが可能で、①引き落とし口座に信頼を置く→「入金する」、②相手に信頼を置く→「信用する」といった具合に前述の意味につながっている。
そのため、credit A with Bという形であれば「BについてAに信頼を置く」となり意訳すれば冒頭の意味となる。この例文では、Bの部分に動名詞(sowing seeds…)が来ている。同じ語根を持つ単語としては、少しスペルが異なるが、creed(信条)、courage(勇気)等がある。
sow seeds of…
「…の種を蒔く」という意味の表現。sow, seed共に語根se(種を蒔く)を持つ単語となり、前者は動詞、後者は名詞として使われている。seedにも「種をまく」という動詞としての意味はあるが、比喩的なニュアンスで使われる場合(例:原因の種を蒔くなど)、sowが使われるという違いがあるので、その辺りも意識しながら例文暗唱に取り組むとよいと思う。
身近な表現ではないが、As you sow, so shall you reap.(自業自得:自分で蒔いた種は、自分で刈りなさい)といった諺もあるので、併せて覚えておくとよいと思う。
renaissance
「ルネサンス」「(文化や学問などの)復興」等の意味を持つ名詞(形容詞としての意味もある)。語源は、re(再び)+na(生まれる)+ance(名詞語尾)→「再び生まれる」ということ。ここから、昔のものを復興(もしくは再生)するというニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
中学の社会の授業でも、14~17世紀頃にヨーロッパでルネサンス(文芸復興)が起きたという内容を学ぶと思うが、これは古典古代の文化を復興させるという側面があったため。この例文のように定冠詞theを付けてヨーロッパで起きたルネサンスを固有名詞として指すこともある。
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