DUO3.0例文解説メモ #083
DUO3.0例文の83本目です。
not A but B(AではなくB)を含んだ文章となります。
この例文の場合は、rely on…(…に頼る)という意味の句動詞とセットでnot A but Bが使われています。onがどの位置に来るのかをしっかり理解しながら例文暗唱するとよいと思います。
rely on…
「…に頼る」という意味の句動詞。この表現で使われている動詞relyは、re(強意)+ly(結び付ける)→「強く結びつける」ということ。そのため、前置詞on(接触)とセットにした<rely on…>という形で「…に接触して強く結び付ける」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
なお、この例文ではこれにnot A but B(AではなくB)を組み合わせた形となっており、rely not on logic but on instinctとなっている(赤部分がA、Bに相当)。notとbutを入れる場所については、on logic(理論に結びついてる)ではなく、on instinct(本能に結びついている)となるため、どちらも前置詞onの前に入れる形となる。
depend onとrely onの違い
同じような意味を持つ表現にdepend on…(…に頼る、…次第)という句動詞も存在するのでニュアンスの差について簡単に触れておく。上述したように、relyは語源的には「強い結びつき」を意味するため、「過去の事実・経験などから信頼している」というニュアンスを持つ表現となる。
一方のdependは、de(下に)+pend(吊るす)→「何かにぶら下がる」というイメージとなるため「依存」といったニュアンスを持つ表現となる。どちらも似たような意味合いで使われることもあるが、rely on…の方が「信頼」というニュアンスがあるので、depend on…よりも少し重い印象のある表現となる。
instinct
「本能」「直感」等の意味を持つ名詞。語源は、in(中に)+stinct(刺す)→「中に突き刺す」ということ。ここから「頭の中に刺さるもの」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。頭の中でピッっと刺さるものなので、本能とか直感ということになるのだと思う。
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