DUO3.0例文解説メモ #282
DUO3.0例文の282本目です。
apparently は「明らかに」ではなくて「~のようだ」という意味なので要注意です。
apparently
「(外見から)~のようだ」「(聞いた情報によると)~らしい」等の意味を持つ副詞。語源は、ap(~の方へ)+par(前に来る)+ent(進行形語尾)+ly(副詞語尾)→「視界の前に来るように」ということ。ここから「見た目でそのように見える」といったニュアンスとなり、さらにそれが「聴いた情報」にも拡張されて冒頭の意味につながっている。
なお、DUOの例文には出てこないが形容詞apparentの副詞形となる。両方とも動詞appear(見える)から来ているが、apparentには「明らかな」「明白な」等の意味があるのに対して、apparentlyにはそのような意味がないので要注意。マインドマップ風にまとめると下図のような感じとなる。
be willing to…
「…しても構わない」という意味を持つ表現。「快く…する」と誤解されがちだが「何かの交換条件としてやってもいいよ」というようなニュアンスとなる場合が多い。純粋に「快く~する」という場合は、I’d be happy to…という表現がよく使われる。
なお、ここでのwillingは品詞としては形容詞となる。willは「意思」を表す助動詞としてお馴染みの単語だが動詞としての意味もあるので、その進行形willingが形容詞化したものだと思う。willing(意思が向く)となるには「自発的」もしくは「何らかの条件を示されたとき」が考えられるが、この表現では主に後者ということになるのだと思う。
ちなみに、willing volunteer(自発的なボランティア)という前者の表現もあるので、willingが常にネガティブなニュアンスを含んでいるわけではないと思う。
take on
「(仕事や責任を)引き受ける」「人を雇う」「様相を帯びる」等の意味を持つ句動詞。分解して考えれば、take(取る)+on(接触)→「取って接触する」ということ。
ここから、①仕事や責任を取って自分に接触→「(仕事や責任を)引き受ける」、②人を取って自分に接触→「人を雇う」、③モノが何かを取ってそれに接触→「様相を帯びる」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文では①の意味で使われている。
would
「仮定法のwould」となる。burdensの後に、if I he took on the task(もし彼がその仕事を引き受けたら)というようなif節が省略されていると考えると分かりやすいと思う。仮定法過去の一種となるのでリンク先の説明内容も参考にして頂ければと思う。
burden
「責任」「(精神的な)重荷」「(義務・責任の)負担」「荷物」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は語根bur(運ぶ)を持っており「重さに耐えて運ぶ」といったニュアンスから「運ばれるもの」「耐えるモノ」にフォーカスした単語となり冒頭の意味につながっている。I don’t want to be a burden to you(あなたの負担になりたくない)というような使われ方がある。
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