DUO3.0例文解説メモ #537
DUO3.0例文の537本目です。
If I were you…以下については仮定法過去を使った表現ですね。
構文説明
becauseに続く部分は、he is brave, he is self-confident, he is never afraid of taking risksという3つの情報となる。DUOの例文は、共通するbe動詞を省略し、前の例文で説明したA, B and Cという表現を使って併記した形となっている。
また、If I were you…以下については仮定法過去を使った表現となっている。仮定法過去についてはこちらにまとめているので参考にして頂ければと思う。
to be honest
「正直に言うと」「正直なところ」等の意味を持つ表現。文法的には慣用的な独立不定詞(文から独立して文章全体を修飾する不定詞)に分類される表現となる。慣用的に使われている表現なので、あれこれ考えずに慣れて覚えてしまうのがよいと思うが、分解して考えれば、to(方向)+be(状態)+honest(正直な)→「正直な状態に向かって」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
この他にもDUO例文内には、to begin with(まず第一に)、to tell the truth(実を言うと)、to make matters worse(さらに悪いことに)、needless to say(言うまでもなく)といった慣用的な独立不定詞が出てきている。
be crazy about…
「…(人)のことが大好きである」「…(人)にべた惚れである」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、be(状態)+crazy(頭がおかしい)+about(について)→「…(人)について頭がおかしい状態である」となり、恋愛感情で正常ではないというニュアンスから冒頭の意味につながっている。
self-confident
「自信のある」という意味の形容詞。up-to-date(最新の)やsixty-year-old(60歳の)で説明したように、単語間をハイフンでつないで全体を形容詞化した複合形容詞となる。そのため、self(自身の)+confident(確信している)→「自身に確信している」となり、意訳すれば冒頭の意味となる。
なお、confident(確信している)という単語については、前の例文で出てきたconfidential(機密の)で詳細を説明しているので忘れてしまった方はそちらの説明を読み返してもらえると語源と単語のつながりが強化されると思う。
be afraid of…
「…を怖がっている」「…を恐れている」等の意味を持つ表現。I’m afraid…(残念ながら…と思う)で説明したように、afraidの基本イメージは「恐れを心に抱いている」ということ。そのため、be afraid of…という形で「…の恐れを心に抱いてます」となり、意訳すれば冒頭の意味につながる。
ask out
「(人を)デートに誘う」という意味の句動詞。分解して考えれば、ask(尋ねる)+out(外に)→「外に行くことを尋ねる」ということ。ここから、デートに誘うというようなニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
前の例文でtake out(デートに誘う)という句動詞が出てきているのでそちらの内容も復習しておくとよいと思う。なお、両表現のニュアンスの差もtake outの方で説明しているので参考にして欲しい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません