DUO3.0例文解説メモ #134
DUO3.0例文の131本目です。
コロナ(covid 19)もunprecedented crisisって言えるかもしれませんね。
be faced with…
「…に直面する」という意味の表現。この表現で使われているfaceは「顔」という意味で広く知られているが、「直面する」という動詞の意味も持っている(顔が何かに向いている様を思い浮かべれば理解できると思う)。
そのため、be faced with…という形で「…に対して直面された状態である」となり、意訳すれば冒頭の訳となる(ここでのwithは「向かって」の意味)。なお、faceは他動詞となるため、face a problem(問題に直面する)といった具合に後ろに目的語を取る形でも使われる。
unprecedented
「前例のない」「今までにない」等の意味を持つ形容詞。語源は、un(否定)+pre(前に)+cede(行く)→「前に行ってない」ということ。ここから「これまでに先行したことがない」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。ちなみに、接頭辞un-(否定)を取れば、precedented(前例のある)という意味の形容詞となる。
crisis
「危機」「難局」等の意味を持つ名詞。語源は語根cri(ふるいにかける)を持っており、そこから「事態が良い状態または悪い状態に変わる転換点」といったニュアンスを経て冒頭の意味につながっている。流れとしては、ふるいにかけてどちらに転ぶかを判断するといったイメージとなる。
なお、Longmanには2つの意味が掲載されており、①事態がこれ以上悪くならないように今抱えている多くの問題を早急に解決しないといけない状態、②病気などが最悪な状態になるとき、とある。
参考までにWikipediaのFinancial crisisのリンクを貼っておく。過去のcrisisも載っているので時間がある時に見てみると面白いと思う。直近で言うと、トルコショックが「Turkish currency and debt crisis, 2018」として載っている。
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