DUO3.0例文解説メモ #090

2024年1月6日DUO

管理人
管理人

DUO3.0例文の90本目です。

capacityの類似単語にability, capabilityがあります。これらの違いも把握しておきたいところですね。

この例文で使われているpossessの名詞形であるpossessionもフォーマルな表現となります。海外ドラマのFriendsでは、possession of an illegal exotic(違法な外来種の所持)という形で出てきました。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
中学生レベルの英語を使いこなせるようになるのに最適な教材です。詳細はこちらで説明しています。登録不要の無料お試し版があるのでまずは気軽に試してみるとよいと思います。
NHK英会話

possess

「所有する」「有する」等の意味を持つ動詞。語源は、pos(力)ses(座る)→「力を持っている状態」ということ。ここから「所有」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、longmanによるとフォーマルな表現で日常会話ではhaveを使うとのこと。

また、この単語は物理的なモノだけでなく能力や性質の所有にも適用できる。この例文では能力を持っているという意味で使われている。

capacity

「収容能力」「生産能力」「収容量」「生産量」「能力」等の意味を持つ名詞。語源は、cap(捕まえる)ity(こと)→「何かを捕まえる」ということ。ここから「何かを捕まえておける(収容できる)」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。日本語でも(会場の)キャパが足りない、(仕事量)キャパオーバーという感じで使われているので「何かを捕まえておける(収容できる)量」というニュアンスは分かると思う。

また、電気の世界では電子を溜める部品をキャパシター(あるいはコンデンサともいう)という。なお、このcapacityが能力という意味で使われる場合は「収容できる量=収容能力」という意味合いから、吸収力、潜在的能力(そういうことができる器がある)を指すことが多い。どちらかというと、天的な能力や性質というニュアンスとなり、この例文でもそのような形で使われている。

ability, capacity, capabilityの違い

abilityはable(できる)という単語が入っていることから「何かができる」ということ。先天的な意味合いでも使われるようだが、どちらかと言うと後天的に身につけた能力で「実際に何かができる能力」という意味合いになることが多い。

capacityとabilityを比較した文章として、A child might be born with the capacity to become a chef, but the ability to cook must be learned.(子供はコックになる能力(capacity)を持って生まれるかもしれないが、料理する能力(ability)は学ばなくてはならない)というのがある。

一方のcapabilityは、cap(捕まえる)+ability(~が出来ること)→「捕まえることが出来る」ということ。ここから、①将来的・潜在的に捕まえることが出来る→「可能性」「将来性」、②難しいものを捕まえることが出来る→「突出した能力」「専門技能」といった意味合いを持つ単語となる。よく使われる熟語としては、production capability(生産設備能力)、firm capability (企業能力)、military capability(軍事能力)等があるので併せて覚えておくとよいと思う。

なお、abilityとcapabilityの違いを表すものに次の例文がある。if you say you have the ability to write well, I might ask whether you have the capability to write a 10-page essay by tomorrow(あなたが上手に文章を書く能力(ability)があるなら、明日までに10ページのエッセイを書ける能力(capability)があるかどうか聞くかもしれない)。abilityは後天的に身に付く能力で、capabilityは難しいことをこなす能力ということ。

overcome

「克服する」「(感情が人を)打ちのめす」等の意味を持つ動詞。語源は、over(越えて)+come(来る)→「何かを越えて来る」ということ。ここから、①比喩的に目的地に来る→「克服する」、②強い感情が覆って来る→「打ちのめす」といった具合に冒頭の意味につながっている。この例文のように障害や困難なことを目的語にとって使われることが多い。

obstacle

「障害」「障害物」等の意味を持つ名詞。語源は、ob(反対に)st(立つ)→「反対に立つもの」ということ。ここから「行く手を阻むもの」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。

YouTube動画版

動画版も作ってみました。宜しければ、チャンネル登録お願いします。


「マツコの知らない世界」で紹介された国際交流マッチングアプリです。海外の友達を作りたい方にお勧めです。登録無料で使えるのでまずはダウンロードを!!
世界とつながる、英会話で友達になる−Langmate

世界とつながる、英会話で友達になる−Langmate

Langmate Inc.無料posted withアプリーチ


\ 応援をお願いします! /
にほんブログ村 英語ブログへ   このエントリーをはてなブックマークに追加



DUO

Posted by EngxEng