DUO3.0例文解説メモ #046
DUO3.0例文の46本目です。
この例文で使われているcompensateという単語は、海外ドラマのFriendsでも次のような表現で使われています。maybe to compensate for overshadowing a sibling(自分の妹を見劣りさせていることへの償い、かも)。
entitle A to B
「A(人)にBをする権利を与える」という意味の表現。この表現で使われている動詞entitleは「権利を与える」「表題を付ける」等の意味を持っており、語源は、en(中に)+title(タイトル)→「タイトルの中に入れる」ということ。
titleは「題名」「肩書」「資格」等の意味を持ってるので、①資格の中に入れる→「権利を与える」、②題名の中に入れる→「表題を付ける」といった具合に前述の意味につながっている。そのため、<entitle A to B>という形で「AにBという権利を与える」ということになる。
なお、この例文では<A is entitled to B>という受動態の形で使われているので「AはBという権利を与えられている」という意味になる。
compensate
「埋め合わせる」「賠償する」等の意味を持つ動詞。語源は、com(一緒)+pens(重さを量る)+ate(動詞語尾)→「同じ重さになるように量る」ということ。ここから「何か欠けたものに対してその対価を量る」というようなニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
なお、対価を量る対象(補償する対象)はfor(向かって)で示され、この例文の場合はtheir injuries(彼らの怪我)となる。longmanには「埋め合わせる」という意味では、compensate forよりもmake up forを日常会話で使うことが多いとの説明がされている。また、to be compensatedと受動態になっているのは、彼ら(従業員)が埋め合わせるのではなく、埋め合わされる側となるため。
injury
「怪我」「精神的苦痛」「名誉棄損」等の意味を持つ名詞。語源は、in(否定)+ju(正しい)→「正しくないこと」となり、冒頭の意味につながっている。
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