DUO3.0例文解説メモ #416
DUO3.0例文の416本目です。
criticism(批評家)は、concernと同じく「ふるいにかける」という語根を持つ単語です。ふるいにかける人=批評家ですね。
on the whole
「全体的にみると」「概して」等の意味を持つ慣用表現。直訳すれば「全体の上に」となるが、視点を変えれば「全体という土台の上に何かが載る」ということになる。そのため「全体という土台に基づいて」というようなニュアンスになり冒頭の意味につながる。慣用表現となるので、あれこれ考えずにこの形で覚えてしまえばよいと思う。
sensitive
「気配りのある」「傷つきやすい」「敏感な」等の意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。分解すれば、sense(感覚)+ive(形容詞語尾:性質)→「感じ取る性質がある」ということ。性質に焦点を置いた単語となるため、単に感じ取るのではなく「シャープに感じ取る性質がある」というイメージで捉えておくのがよいと思う。
そうすることで、①その場の空気をシャープに感じ取れる→「気配りのある」、②周りの影響をシャープに感じ取れる→「傷つきやすい」、③何でもシャープに感じ取れる→「敏感な」というように冒頭の意味につなげることができる。
なお、似たようなスペルを持つ単語に例文で出てきたsensible(賢明な)があるが、こちらは接尾辞-ible(~ができる)を持っていることから、「~できる」という部分に焦点を置いた単語となる。そのため、感じ取って適切な判断ができるというようなイメージとなり「賢明な」という訳につながる。詳細はsensible(賢明な)の説明を読み返して頂きたい。
なお、この例文では前置詞toがsensitiveの後に続いているが意味としては「~に対して」となる。toに「指し示す」という意味があるのは、be second to none(誰にも負けない)のところで説明しているので忘れてしまった人は読み返してもらいたい。ここでは、何に対してsensitiveなのかというのをtoで指し示しているということ。
criticism
「批判」「批評」等の意味を持つ名詞。語源は、名詞critic(批評家)に接尾辞-ism(行為)が付加されてできた単語となる。なお、名詞criticは、cri(ふるいにかける)+ic(人)→「ふるいにかける人」ということ。
ここから、良し悪しを判断する(できる)人といったニュアンスとなり、前述した批評家という意味につながっている。ニュースや新聞等で比較的出てくる単語なので、そういった教材で勉強している人には馴染みのある単語になると思う。
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