DUO3.0例文解説メモ #030
DUO3.0例文の30本目です。
結果と言えば、resultを真っ先に思い浮かべると思いますが、この例文で出てくるconsequenceもあります。
ちなみに、thoroughで記載してるthoroughbred(サラブレッド)は、Portuguese101でポル語を勉強している時に気付きました。Meu gato e de raca(My cat is thoroughbred)という例文がありました。多言語を英語で学ぶと面白い発見があったりします。
no doubt
「きっと」「間違いなく」等の意味を持つ表現。分解して考えれば、no(全くない)+doubt(疑念)→「疑念が全くない」ということ。かなり確信を持っている時に使われる表現となる。
dismal
「見通しの暗い」「絶望的な」等の意味を持つ形容詞。語源は、dis(日)+mal(悪い)→「悪い日」ということ。ここから「憂鬱な」「暗い」といった意味合いになり、冒頭の意味につながっている。なお、語根dis(日)はdis(反対)と混乱しやすいので、個人的にはdismalで覚えてしまった方が良いと思う。また、語根mal(悪い)を持つ身近な単語としては、malfunction(機能不良)、malware(マルウェア)等がある。
consequence
「結果」「成り行き」等の意味を持つ名詞。語源は、con(一緒に)+sequ(続く)+ence(名詞語尾)→「一緒に続くもの」ということ。ここから「ある物事の成り行きの結果出てくるもの」というニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、この例文の場合は、his policy(彼の政策)による結末という意味になる。
consequence, result, outcomeの違い
「結果」という意味を持つ単語にresultとoutcomeがあるのでこれらのニュアンスの違いについて簡単に説明しておく。consequenceは上記説明したように「ある物事の成り行きの結果出てくるもの」ということ。主にネガティブ(悪い)な意味で使われることが多い。
次にresultだが、語源は、re(後ろへ)+sult(跳ぶ)→「何かをやってその結果戻って来る」ということ。そのため「原因と結果という関係」に焦点を当てた単語となる。
最後のoutcomeだが、語源は、out(外に)+come(来る)→「外に出て来るもの」ということ。そのため、「誰も予想できない」「起きてみて初めて分かる」といったフレーバーを持ち、結果に焦点を当てた単語となる。語源から分かるようにresultとoutcomeはポジティブ、ネガティブ両方の意味で使われる単語となる。
thorough
「徹底的に」「完全に」等の意味を持つ形容詞。語源は、through(~を通り抜ける)と同じとなり、リンク先③のイメージである下図から冒頭の意味につなげることができると思う。また、別のアプローチとしては、thoroughbred(サラブレッド)という単語から紐付けるという方法もある。サラブレッドは馬に対してよく使われ、人為的に完全管理された血統を意味し、thorough(完全に)+bred(品種)ということ。
review
「見直し」「批評」等の意味を持つ名詞。語源は、re(再び)+view(見る)→「再び見る」となり、冒頭の意味につながっている。批評は内容をチェックして良い点・悪い点等を指摘すること。
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